幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
全ニホンチームの次の相手はスペインチームであり、優達は試合に向けて練習を行っていた。中でも特に気合いが入っている理子は、スペインの友人、ヒエロー・カノンの事を思い出していたのだった………


第450話 格下扱いになってしまう程に

それからしばらくして夕方頃、全ニホンチームは監督の三浦による、明日のスペイン戦に向けたチームミーティングが行われる事となった。

 

三浦「明日のスペイン戦だが………要注意人物が3人いる。1人目は7番、PFのグリィ・トリウンフォ。ゴール下においてはスペインでも名を馳せた選手であり、アメリカのメイヤ・デビルに次ぐ強さを持っているとされている。193cmの身長によるリバウンドは最強と言えるだろう。この間スペインで行われた少年バスケットボール大会においては、1試合平均24リバウンド………多くで1試合30リバウンド取ったという伝説を残した選手だ」

 

1人目の要注意人物はグリィ・トリウンフォという選手。17歳ながらNBA選手顔負けのリバウンド数を記録している選手であった。

 

修也「30!? バケモンじゃねえか!?」

 

同じポジションである修也も、この記録に驚かされるばかりだった。

 

三浦「2人目。ポジションはGの5番、ソンブラ・ソルダドス。シュート記録は1試合平均4と素人同然だが………ディフェンス面でのスコアは脅威だ。スティールは1試合平均21、ブロックは1試合平均17。しかも相手が気がついた時には既にブロックを行っているという逸話がある事から『影の兵隊』という異名で呼ばれているようだ。先程のグリィ・トリウンフォとはチームメイトであり、この2人だけでも少年バスケにおいて、スペインの頂点を取れる程と噂されたコンビだ」

 

次のソンブラ・ソルダドスはディフェンス面において驚異的な記録を残しており、先のグリィ・トリウンフォとはチームメイトであり、最強クラスのコンビだった。

 

湯津「マジかよ、2人の時点で相当やばいな………」

 

湯津はまだ2人の時点で強い事を感じていた。

 

三浦「そして、最後の1人はPGの4番、ヒエロー・カノンだ。彼女は………」

 

そして3人目は理子の友人、ヒエロー・カノンだった。彼女の特徴について三浦が語ろうとすると………

 

理子「………カノンは攻撃型のPGで、1人で大量得点記録を残す程のシューターにして、チームを纏めあげるゲームメイカーとしての強さを持っています。スペインの少年バスケ大会でもグリィとソンブラの最強コンビをたった1人で圧倒して優勝したんです。カノンの前ではどんな相手だろうと格下扱いになってしまう………それだけ彼女は強いんです」

 

ヒエロー・カノンに詳しい理子が説明を行った。その強さは先程の2人コンビをたった1人で圧倒するという恐ろしい強さを持っているというものであり、それを聞いた全ニホン選手の誰もが驚きを隠せずにざわめいた。

 

優「皆、落ち着いて………! ………この大会には前に僕達をコテンパンに叩きのめしてきたアメリカのスターデビルだって理不尽とも言える強さだった。別に今に始まった事じゃない。それに、勝つ為には乗り越えなきゃいけない壁なんだ。僕達は絶対に怖気付いて逃げたりはしない!」

 

しかし、優はキャプテンとしてチームの雰囲気を何とか宥めようと言葉を投げかけた。それを聞いた選手達は、優の言葉を聞いて少し落ち着きを取り戻した。

 

三浦「………スターティングメンバーは明日発表する。各自、明日に向けて備えるように」

 

最後に三浦はそう言ってミーティングを終えた。そして、全ニホン選手達は、それぞれ明日に向けた準備を始めるのだった………

 

 

 

明日に控えたスペイン戦。スペインチームの要注意人物は、これまでと次元が違うレベルに高いものだった。果たして、全ニホンチームに勝ち目はあるのだろうか………?

To Be Continued………




次回予告
翌日、遂に最強クラスの相手、スペインチームと試合する事になった優達。そんな中で、理子はカノンとの再会を果たす事となったのだった………
次回「今日は敵として潰しに来たから」
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