幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

454 / 650
前回までのあらすじ
カノンはドリブル、ディフェンス、シュートの3方面において必殺技を持っている恐ろしい選手だった。全ニホンチームはカノンの手数の多さに驚かされていたのだった………


第454話 単独戦は無しだ

それから数分。カノン1人に翻弄される展開が続き、全ニホンチームは全く点が取れないまま押されていた。そしてカノンによる何度目かのシュートが決まったタイミングにおいてブザーが鳴ると………

 

審判「ニホン、選手交代!」

 

審判はニホンの交代を宣言。どうやら監督の三浦が動きを見せていた。

 

三浦「美矢、速野と交代だ」

 

三浦は速野の代わりに美矢を投入する事となった。

 

美矢「お、おう!」

 

美矢は突然の出場に驚いていたが、速野に変わって試合に出る事が決まった。

 

優「らしくないなぁ………気張っていきなよ、美矢!」

 

優は美矢を褒める様子を見せる。

 

美矢「キャプテン………お、おう!!」

 

美矢は優の言葉で幾らか我に返ると、ジャージを脱ぎ捨てコートに出た。速野はやられっぱなしのまま下げられる事に不服な様子を見せていたが、渋々ベンチに戻ってきた。そして、美矢がコートに入ろうとしたタイミングにおいて………

 

優「美矢、単独戦は無しだ。いつまでも翻弄される訳には行かないしね」

 

優は美矢に対し、単独戦を仕掛けないように助言した。

 

美矢「分かってるよキャプテン。私があの女の子に正面から勝てるなんて思っちゃいねぇよ」

 

美矢は優の助言を必要とせずとも自身の役割を理解していたのだった………

 

 

 

そして美矢にボールが渡ったタイミングで試合再開。

 

美矢「………行くぞ」

 

美矢はドリブルで上がり始めた。そこにカノンがマークしてきたが………

 

アリサ「こっちに頂戴!」

 

アリサがパスを要求してきたタイミングにおいて、美矢はパスをすると、すぐにカノンのマークに回った。

 

カノン「(連携が速い………さっきの人よりかは冷静かな?)」

 

カノンは美矢の冷静さを評価する様子を見せる。

 

ソンブラ「止める!」

 

アリサの前にソンブラが立ちはだかるが、アリサは無理せずパスを回した。パスの先は風夏であり、シュート体制に入った。

 

リンセ「うおおっ!」

 

リンセがブロックに来たが、風夏は構わずシュートを仕掛けた。そして、風夏の放ったシュートがリンセの手に当たった直後、ボールは軌道が変化し、そのままゴールに入った。

 

光一「決まったー!! {サイドワインダー}!!」

 

全ニホンチームは連係を取る事でようやく点を取る事が出来た。

 

理子「カノンを押さえ込んだ上で点を取った………!」

 

理子もカノンの戦術を止める事に成功し、喜ぶ様子を見せたのだった………

 

 

 

カノン1人に圧倒される展開が続く中、美矢を投入する形で点を取る事に成功した全ニホンチーム。これにより、全ニホンチームはようやく反撃打を決める事が出来たのだった………

To Be Continued………




次回予告
失点した事で、カノンは自身を中心とした戦術を止めチームプレイに入ったスペインチーム。これにより、スペインチームは真の意味で実力を発揮し始めるのだった………
次回「全員をどうにかしないと勝てないよ」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。