幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
失点をした事で、チームプレイに転換するスペインチーム。ソンブラとグリィの2人も必殺技を使う事で頭角を現す。これにより、スペインチームを倒すには全員をどうにかしないといけない事が明かされたのだった………


第456話 手を打つしかないな

全ニホンチームは第1Qの中でなんとか奮闘するも、スペインチームの個のレベルと連携力の高さに圧倒させられてしまった為、殆ど何も出来ず、スコアは8vs25とトリプルスコアにまで広げられてしまったのだった………

 

 

 

そして、この状況は全ニホンベンチにおいて、大きな動揺へと繋がっていた。

 

美矢「くそっ………! 相手の4番をなんとかしても、他の強い奴のせいで上手くいかねぇ………!」

 

この状況は、主にコート内に立っていた選手達が主に苦しそうだった。

 

三浦「………現在の状況を考えると、ここで手を打つしかないな。第2Qで点差を詰めなければこちらに勝ち目は無いだろうな」

 

三浦はそう言って、手に打つ必要がある事を告げる。

 

美矢「しかしどうするんだよ? こちとら、ロクにパスが回ってないんだぞ?」

 

美矢はパスがあまり回っていない事を指摘する。

 

三浦「もちろんこっちが狙うのは超速攻戦術だ。そこで………選手を大きく変える。まず美矢、君はSFにポジションを上げる。そしてアリサ、鈴原、修也の3人を下げ、月渡、影美、優を出す。やる事はボールのパスを繋ぎながら戦う方法だ。いいな?」

 

三浦は一気にメンバーを3人変更する事を宣言する。

 

三影「えっ、おいおい? 幾らなんでもこの場面でPGよりの選手を出しすぎじゃないか?」

 

これに対し、三影はPG寄りの選手の多さを指摘する。

 

積牙「………いや、このメンバーなら意味はあると思いますよ、三影さん」

 

だが、そのPG寄りの選手の多い意味について、積牙は気づく様子を見せた。

 

三影「意味がある………? 巫魔の選手が多い事か?」

 

三影は首を傾げながらそう問いかける。

 

積牙「………巫魔の選手の半数はパスに特化してるって事は三影さんもご存知ですよね?」

 

積牙は三影に対してそう問いかける。

 

三影「えっ? それはまあ知ってるけど………」

 

三影は積牙からヒントを受けたが、ピンと来ていなかった。

 

戦記「………優、天野美矢、影美優真………この3人は巫魔においてとてつもないスピード速攻戦術を行えるトリオだ。そこに月渡芽衣が混ざる事によって………今のこのチームではとてつもないスピード戦術が行えるという事だ」

 

戦記は積牙の言葉を分かりやすく言語化した。そう、全ニホンチームはパスを最優先にするという奇策に出ようとしていた。ここまでずっとベンチに座っていた優はジャージを脱いで立ち上がると………

 

優「第2Qで何とかしなきゃ勝ち目は無い………ここで点を詰め寄るぞ!!」

 

第2Qで点差を詰め寄る事を宣言するのだった………

 

 

 

点差を広げられる中、全ニホンチームは巫魔のトリオによるパス攻撃を起点とした策に動こうとしていた。果たして、この奇策は通用するのだろうか………!?

To Be Continued………




次回予告
全ニホンチームのパス回しに全振りした策は確かに賭けとも言える戦術だった。しかし、そのパススピードは過去最大の最強戦術と言える程に速いものであった………
次回「音速を超える双翼の奇襲パス(マッハダブルウイングサプライズアタックパス)」
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