幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
カノンから{100%領域(ハンドレッドリジョン)}の可能位が消えない理由に危機感を覚える優。しかし、理子の活躍がカノンへ{100%領域}の可能性を与えていた事に、優は漸く気付いたのだった………


第463話 救われたな

カノンを{100%領域}の可能性へと押し上げていたのは理子の活躍だった。しかし、ベンチにいる優には何も出来ないままだった。

 

優「………ここまで理子が活躍を続けていたんだ。もうこうなっては理子を下げた所でどうにもならない。彼女が100%の力を発揮するのは最早時間の問題だ………」

 

優の言葉には、ベンチに座っていた全ニホン選手の誰もが絶望を感じるものだった。

 

戦記「こんな事は言いたくないが………やはり世界トップクラスの選手は恐ろしい強さを持っているな………」

 

戦記もカノンの圧倒的な実力に驚いていた。そして、観客席で試合を見ていたメイヤ達もカノンが{100%領域}に入るのが時間の問題である事を察していた。

 

メイヤ「ユウも完全に気づいるね………彼女がこのままだと{100%領域}に入る事に………そうなったら全ニホンチームで対抗出来る選手は同じ100%の力を発揮したユウだけになる………せめてあの5番のPGか、元々キャプテンだった男がいれば話は別だけど………5番の男はまだ手に厳重なテーピングが施されているからまだ完治してはいないだろうし、あの男もこの大会が始まってからなんでかあのチームにいない………ニホンチームにとってここまでの絶望的な展開は無いね………」

 

メイヤは現時点でカノンが{100%領域}に入った場合、戦記と大牧が試合に出られない状況である事から、{100%領域}の優以外には止められない事を指摘する。どうやらメイヤもまた、カノンが{100%領域}に入る予感を感じた優と同じ結論に達したようであった。

 

メイヤ「でも、もしグループ戦の時点で2人の100%の実力による対決が見られると考えると………とてもワクワクしてきたわね………!!」

 

しかし、メイヤとしては優とカノンが互いに{100%領域}に入る事を望む素振りを見せた。

 

フリエ「楽しそうなのは何よりですが………もう第2Q終わりますよ?」

 

しかし、フリエは第2Qがもう終わる事を指摘。実際それを言い終わって間もなく、第2Qは終わってしまった。

 

メイヤ「ああっ!?」

 

メイヤは第2Qが終わった事に驚きを隠せなかった。スコアは34vs38。4点差の均衡が崩れる事無く試合の半分を終えた。

 

優「………はあっ、救われたな………」

 

優もこの時ばかりはブザーに救われたような表情を見せたのだった………

 

 

 

カノンが{100%領域}に入るのは時間の問題に陥った中、ブザーに救われた全ニホンチーム。しかし、このままでは100%の力を発揮したカノンとの対決は免れられない。果たして、全ニホンチームの命運は………!?

To Be Continued………




次回予告
三浦はカノン対策として、優をPGで出す事を決める。しかし、優もまたどう戦うべきか迷う様子を見せたのだった………
次回「どう戦えばいいんだ」
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