幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
{100%領域(ハンドレッドリジョン)}に入ったカノンによる無双は、全ニホンチームの誰にも止められない展開を引き起こしていた。そんな中でメイヤはまだ優に期待を向けていたのだった………


第468話 負けたくなんかない

その後もカノンは{キャノンシュート}こそ撃ってこなかったが、スリーポイントシュートなどで点差を突き放すプレイを多く見せていた。そうしたプレイの結果、一時は全ニホンチームが1点ビハインドだったスコアも、第3Q残り4分になった時には37vs57となり、20点のビハインドを付けられた。

 

美矢「馬鹿な………! たった1人100%の実力を発揮し始めただけでこんな事になるのかよ………!?」

 

カノン1人の無双は全ニホンチームに大きな絶望を与えていた。

 

優「(マズイ………残り14分で20点ビハインドとなると、もう下手な失点は出来ないし、ここからペースを上げて点を取らないといけない………でも、カノンを止める術は無い………ここで何とかしないと勝てなくなるって時にこんな絶望的な状況かよ………!!)」

 

優もこの状況は焦りを見せており、絶望を感じていた………

 

理子「まだ………まだ終わってない!!」

 

だが、この状況で理子突如として声を上げた。どうやら全ニホンチームの絶望的な状況を見るに耐えられなくなり、思わず声を上げたようだった。

 

三影「終わってないって言ったって………今の俺達にはどうにも出来ないだろ!? 」

 

理子の言葉に三影はそう言い放つ。しかし………

 

理子「どうにも出来ないから諦めるなんて私は嫌です! 私は負けない! 負けたくなんかない!!」

 

理子は感情だけで三影に対してそう言い返した。

 

理子「確かにここからどうやって勝つかなんて私には分からないし、私にはカノンを止める事なんて出来ない………でも、ここで諦めるのだけは嫌だ!! 私は最後まで戦います!」

 

理子は自らに策が無い事は認めつつも、気持ちで負けたくは無かった。それを聞いた優は理子の言葉にハッとさせられる様子を見せる。直後に理子の頭を優しく撫でると………

 

優「そうだな。諦めるのだけは嫌だな………その気持ちはチームの中で理子が1番だ………!」

 

彼女の諦めない意志を1番だと認める様子を見せた。

 

優「………ありがとう、お陰で少しは精神的に立ち直れた………僕に任せてくれ」

 

そして、優は精神的に落ち着きを取り戻すと、カノンの方へ視線を向ける。すると、優の目の輝きはより濃いものとなっていく………

 

優「(理屈も大事だが1番は気持ちだ………理子の勝ちたいって想い………何としても叶えてみせる………このチームのキャプテンとして………!!)」

 

この時の優は、理子の抱える想いを実現する為に残った時間を戦う事を心の中で誓っていたのだった………

 

 

 

カノンによって点差を大きく突き放される絶望的展開の中、優が試合に勝つ為覚悟を決める。果たして、全ニホンチームはここから逆転する事は出来るのだろうか………!?

To Be Continued………




次回予告
20点ビハインドの絶望的状況の中、優は{100%領域}に入ったカノンに挑む。そして、優は先程の理子の言葉をきっかけに{100%領域}へのトリガーを引くのだった………
次回「このチームで勝つんだ」
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