幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
絶望的状況下の中、優も{100%領域(ハンドレッドリジョン)}へと入った。そのパワーは圧倒的なものであり、カノンも自身と優以外が立ち入れない状況となっている事を呟くのだった………


第470話 もう誰にも止められない

審判「ワンショット!」

 

優が審判からボールを受け取り、フリースローを行う事になると、優はすぐにボールを投げる。優が放り投げたボールは綺麗にゴールへと入った。

 

三影「決まった!」

 

優のフリースローが決まった事を喜ぶ全ニホンチーム。しかし、優はすぐに自陣へと戻った。

 

カノン「ソンブラ!!」

 

カノンはソンブラからのパスを要求。ソンブラはカノンの様子に驚いていたが、彼女へとボールをパス。そしてボールを受け取った彼女は、常人には目で追えないスピードでドリブルを行う。

 

優「行かせない!!」

 

そんな彼女の前に優が立ちはだかる。カノンは素早い動きで優をかわすが、優はすぐに回り込み、彼女からボールをスティール………しかし、カノンはボールが飛んだ方へ移動してボールをキャッチ。またしても優との1on1状況を作り出した。

 

理子「っ………!? (見えない………! 何が起きているの………!?)」

 

この状況を全ニホンチーム、スペインチームの誰もが目で負えなかった。そして、観客席から試合を見ていたメイヤもはっきりと目で追えている訳では無いようだったが………

 

メイヤ「あの2人は1秒から2秒の感覚で1on1を行っているし、あのスピードは私と同等と仮定した場合、ハッキリ言って最高速のボールと同等以上のスピードと言った所かな………つまり、1回抜いてもすぐまた1on1になるって感じかな………」

 

自らの経験を交えながら現在の状況を理解。そのスピードは最高速のボール程に速く、最早次元が違っていた。実際、試合を見ていた審判ですら目で追えず混乱していた。

 

速野「どうなっている………!? 100%の実力同士の対決は次元が違いすぎる………!!」

 

全ニホンチームベンチのメンバーは、優とカノンのスピードの異次元さにざわめいていた。

 

戦記「………こればかりはキャプテンを信じる他無いだろう。あの状況は俺達の手の届かない域だ。もう誰にも止められない………」

 

戦記は冷静に状況を呟いた。

 

湯津「………でもそれは、優くんに全部押し付ける事になるんじゃないのか………?」

 

右手を応急処置してもらったばかりの湯津は、全ニホンの戦況を全て優に押し付ける状況となっている事を口にする。

 

戦記「………残酷な事なのは分かっている。しかし、あの2人のような限られた天才の領域とは………俺達には理解出来ないものだな」

 

戦記は残酷な現実を目の当たりにし、どこか悔しそうにそう呟くのだった………

 

 

 

試合の流れは完全に優vsカノンの{100%領域}同士の対決となり、この2人が試合を動かす展開となってしまった。果たして、この試合を見守るしかない戦記達。果たして、優とメイヤ以外には最早何も出来ないのだろうか………?

To Be Continued………




次回予告
優とカノンの2人による全力の対決は、全ニホンチームの誰もが足手まといになるレベルであった。しかし、それはスペインチームも同じ話であり………!?
次回「何故何も出来ないんだ」
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