幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
{超回転のパス(スーパーローテーションパス)を駆使し、スコアは64vs65の1点差に追いついた。しかし、優のスタミナ切れが迫っているという事態が、全ニホンチームの危機を強めるのだった………


第477話 もう時間は残されていない

その後も優は味方へのパスを主軸に戦うも、カノンが懸命に食らいついて来る事、優のスタミナ切れ寸前によるスピードの低下で思うように逆転打を決められずにいた………

 

 

 

そして試合残り時間が1分を切ったが、スコアは71vs72。未だ逆転出来ずにいた。

 

優「はあっ、はあっ………(くそっ、目が霞んできた………足も重いし、限界が近いかも………)」

 

優は間近に迫っている限界を予感していた。実際優にスタミナなど残っておらず、気力でプレイしているに過ぎなかった。そして、残り時間35秒のタイミングでカノンがジャンプシュートを決め、スコアを71vs74へと突き放した。

 

優「(後35秒で3点差………かなりマズイ事態だ………オマケにもう時間は残されていない………賭けに出るしかないか………!)」

 

優は足元をふらつかせながらもなんとか立ち上がり………

 

優「皆………ここを攻める!」

 

優は震えた声で攻める事をチームに共有する。修也達は優の様子に心配していたが、優は鋭い視線を向けて修也達に無言の威圧を与えると、彼等を前線へ上がらせた。そして、三影から優へボールが回ると、優はドリブルで上がった。

 

カノン「止める!」

 

ここで止めれればスペインチームの勝利は確実。カノンはとてつもない気迫で立ちはだかった。一方、優は落ち着いた様子を見せていた。

 

カノン「(疲れているはずなのに………とても落ち着いている………?)」

 

既に限界のはずの優があまりにも冷静な様子を見せていた事にカノンは首を傾げていた。そして次にカノンが優の手元に目を向けると既にボールは無かった。カノンが後ろに視線を向けると、ボールは{超回転のパス}によって理子に渡っていた。

 

ソンブラ「止めてやる!!」

 

ソンブラが理子のシュートを止めようとする。

 

理子「絶対決める!!」

 

理子は超スピードによるスリーポイントシュートを放つ。

 

カノン「{ジェットシュート}………!!」

 

理子が土壇場に必殺シュートを放った事で、ソンブラがボールに触れる前に打ち上げる事に成功。そして、理子が放ったシュートは綺麗にリングの中へ沈んだ。

 

光一「よっしゃあ!! これで同点だ!!」

 

残り時間24秒でスコアは74vs74となり、全ニホンチームはどうにか同点に追いついた。

 

優「はあっ、はあっ………(後もう一捻りだ………!)」

 

だが、優はまだ逆転を掴む為の手を打とうとしていたのだった………

 

 

 

全ニホンチームvsスペインチームの試合はいよいよ残り30秒を切った。果たして、全ニホンチームはこの残り時間で逆転を掴む事は出来るのだろうか………!?

To Be Continued………




次回予告
カノンは逃げ切りを試みるが、優は逆転の為に残る体力を全て振り絞る。優の理論の無い懸命なプレイは、とある奇跡を起こしたのだった………
次回「やる事をやってから倒れろ」
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