全ニホンチームは中々逆転打を掴めない中、優の限界が近い状態の中でチームと連携し、スコアを74vs74の同点へと持ち込んだのだった………
カノン「まだ私達が逆転された訳じゃない! ここで突き放せば問題はない!」
カノンはそう言って、ドリブルで上がる。
優「まだだ!!」
しかし、優は再びカノンの前に立ちはだかった。
カノン「ユウさん………!!」
カノンは優が前に立った事で、再び警戒心を強めていた。しかし、優はカノンの一瞬の隙を突き、彼女からボールをスティールした。
カノン「くうっ………!」
カノンは咄嗟に優の前に立つ。優は目に見えて利用していたが、カノンに目を向けると………
優「(………足を止めるな! 分かってるよ疲れているのは………でも、倒れるならせめてやる事をやってから倒れろ!!)」
優はそう言うと、力強く右足を踏み込む。すると次の瞬間、優はカノンが度々見せていた{キャノンドライブ}のような素早いドライブでカノンを抜き去った。
カノン「………! {キャノンドライブ}………!?」
優が見せたドライブが自身の必殺ドライブと全く同じである事に動揺するカノン。すぐに自身も{キャノンドライブ}で追いかけるが、動揺のあまりつまづいてしまいシュートの為に飛び上がっていた優に激突してしまった。
カノン「うぐっ!? (しまった………!)」
カノンとぶつかった事で姿勢を崩す優。しかし、優は辛うじて右手でボールを持っており、優はゴールだけに視線を向けると、槍投げのようにボールを放り投げた。優が投げたボールはリングの上に落下し、少しの間リングの上を回っていたが、ボールはゴールへと沈んだ。
審判「プッシング! 赤4番! バスケットカウント、ワンスロー!!」
残り時間12秒。審判はカノンのファールを宣告。それによりスコアは66vs64となり全ニホンチームが逆転。オマケにフリースローが付いて来るという展開により、全ニホンチームは大きなリードを掴んだ。
修也「よっしゃあああ!! ミドレーユ、ナイスー!!」
修也達は優のプレイによる逆転に喜んでいた。修也は優の背中へ勢いよく抱きついた。
優「………」
優は口を開かなかった。いえ、開けなかったというのが正しいのだろうか。優は微かに意識こそ残っていたが最早満身創痍だった。
グリィ「や、やべえ! ここで逆転なんてどうすればいいんだ………!?」
スペインチームはこの局面に大きく慌てていた。
カノン「………まだ負けていない。例えフリースローを決められてもまだ3点………ギリギリ逆転を狙える………!!」
しかし、カノンはまだこの試合を諦めてはいなかったのだった………
試合時間残り12秒で逆転を掴んだ全ニホンチーム。しかし、カノンはまだ勝利を諦めてはいなかった。果たして、この試合の結末はどのようなものとなるのだろうか………!?
To Be Continued………
次回予告
優が最後の力を振り絞ってフリースローを決めるが、カノンは最後の攻撃を仕掛けてきた。果たして、この試合の勝者は………?
次回「衝撃の結末ね」