全ニホンチーム3戦目の相手はオランダチーム。あまり注目されていないこの試合において、優は当然のようにベンチスタートとなった。だが、この試合は理子がSFで出場するという新たな試みが見られたのだった………
両チームのスタメンは以下の通りである。
ニホン(青)
PG 9番 月渡芽衣
SG 11番 アリサ・ストライク
SF 20番 三浦理子
PF 10番 天野修也
C 21番 相田光一
オランダ(白)
PG 4番 リヒト・タルト
SG 5番 ワータラ・ハーリング
SF 6番 フラス・アスパラガス
PF 7番 アールデ・フリット
C 8番 フラム・クロケット
両チームのスタメンがコートに立ち、光一とフラムの2人がセンターラインに立った。
美矢「光一、頼むぞ!」
美矢は光一に声をかけていた。しかし、光一は緊張している様子を見せていた。そして、審判がボールを打ち上げたタイミングで両選手がジャンプした。しかし、ボールを取ったのはフラムの方だった。
光一「ぐっ!? (しまった………!)」
光一はジャンプボールを取られた事に焦っていた。そして、落下したボールはフラスの方に落下したが………
理子「はあっ!」
そのミスをカバーするように、理子がフラスからボールをスティールして見せた。
フラス「な、何っ!?」
フラスはあっさりスティールされた事が信じられない様子を見せていた。そして、ボールをスティールした理子はすぐに芽衣へボールを回した。
芽衣「ナイスだよ!」
芽衣はそう言ってドリブルで上がっていく。
リヒト「止めるぞ!」
PGのリヒトが芽衣の前に立ちはだかる。
芽衣「理子ちゃん!」
芽衣はリヒトが前に立ちはだかって来たのを目にすると、すぐに理子へボールを戻す。理子はインサイドに入り、フリースローラインを超えたタイミングで飛び上がる。
リヒト「レイアップか………!?」
リヒトは理子が大きく飛び上がったのを目にすると、彼女がレイアップを狙っているのを察知する。
フラム「止めてやらあ!!」
そこにフラムがブロックの為に跳躍してきた。
理子「………はあっ!」
しかし、理子はすぐさまパスに切りかえ、修也にボールを回した。
フラム「な、何っ!?」
フラムはこの局面で理子がパスを選択した事に驚いていた。そして、修也がそのままダンクを沈めた。
優「よし! 早速練習の成果が出て来たな………!」
優は理子の成長に喜ぶ様子を見せた。修也も理子からパスが来たのは驚いており………
修也「おいおいおい、ミドレーユみたいな技をよくもまあやれたなぁ」
思わず理子のパスを褒めていた。
理子「今の内に攻めまくる………それがキャプテンから託された事ですからね。手段は選びません」
理子はそう言って、攻めの為の手段を選ばない事を口にする。
修也「成程なぁ………まあでも、まだパスは下っ手くそだけどな」
修也は感心こそしたが、優や芽衣のパスに慣れているのか、そこまて上手く見えなかったらしい。
理子「ええっ………?」
それを聞いた理子は落ち混む様子を見せたのだった………
理子が攻めの為に手段を選ばず、かつ優直伝のスキルをフル活用する事で、先制点を獲得した。果たして、このまま優位を掴む事は出来るのだろうか………?
To Be Continued………
次回予告
理子が中継役に回るという、これまでには見られなかったプレイングに全ニホンチームの選手達は驚いていた。そしてそれ以上に、試合を見ていたカノンは理子の成長に目を輝かせていたのだった………
次回「チームの中核だよ」