オランダチームとの試合が開幕。光一がジャンプボールを取られてしまう中で、優直伝のスキルを活用する理子により、全ニホンチームは先制点を掴んだのだった………
それから3分、理子は率先して中継役に回った。芽衣が攻撃の起点となりつつ、アリサと修也の2人によってスコアを稼いでいた。
リヒト「ぐっ………あの20番にあんなプレイが出来たのか!? 3日前までは率先して攻める選手だったはずだ………!!」
オランダチームは、理子の戦術がガラリと変わっている事に驚きを隠せずにいた。
戦記「………キャプテン、三浦理子に何を仕込んだ? あの2日であそこまで成長した選手は見た事が無い。確かにパスや動きには拙い所もある。しかし、2日であそこまでプレイスタイルをガラリと変えるなど普通は不可能だ。高校生でもプレイスタイルを完全に変えるのに数ヶ月は要する」
戦記は、理子の大きな変化に驚きを感じていた。
優「元々理子には選手としての大きな可能性があったんです。それに、彼女はまだ若い。Fをやっていた中学生が高校にはいったらGになるのはよくある話。中学生でプレイスタイルが完成している事はまず稀な話。僕だってSFが完成系だと思っていましたけど………分からないものです。ふふっ」
優はそう言って、彼女の成長の意味を語る。彼女の成長の様子に、優は無意識に笑ってしまっていた。
戦記「フッ………お前も嫌な意味で俺に似てきたな」
戦記は苦笑混じりにそう呟くのだった………
そして、観客席から様子を見ていたカノンは、理子のプレイングに目を輝かせていた。
グリィ「………さっきからカノン、目が輝いているぞ………?」
グリィはカノンの様子に首を傾げていた。
カノン「3日ぶりにリコを見たけど………あそこまで成長しているのは私もびっくりだよ………!」
カノンは理子の成長を喜んでいた為に目を輝かせていた。
ソンブラ「………確かにな。今までの彼女はパスよりもシュートの方が多かったもんな。自分で攻める気質が強かった彼女があそこまで補助役に回れるのは、素直に尊敬する」
ソンブラも理子の変化を目にし、思わず尊敬する素振りを見せていた。
カノン「リコの中で積極的なパスの選択肢が生まれた事で理子は変わった………今や、名シューターから一気にチームの中核だよ」
カノンはそう言って、理子がチームの中核を担うまでに成長した事を口にする。実際、理子が柔軟に動けるようになったのは、全ニホンチームにとって大きなメリットが生まれた事を意味する。
カノン「………負けて強くなったんだね、リコ………!」
そしてカノンは、理子の成長には先の敗北が影響している事を直感するのだった………
理子が積極的に中継役をする事で、全ニホンチームは優位を掴んでいた。果たして、この優位はどこまで続くのだろうか………!?
To Be Continued………
次回予告
理子が中継役になる戦術により、第1Q終了時点で全ニホンチームは完全に優位を掴んだ。全ニホンチームは一気にオランダチームを突き放す為に春香がコートに出る事となったのだった………
次回「ここで突き放す」