幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
理子が中継役に回る戦術で、オランダチームを圧倒する全ニホンチーム。それを見たカノンは、理子が全ニホンチームの中核を担う存在となった事を指摘し、喜ぶ様子を見せたのだった………


第490話 ここで突き放す

その後も全ニホンチームはオランダチームを圧倒。第1Q終了時点でスコアが23vs8の15点差と、圧倒的なものであった。優抜きという展開でここまで圧倒的である事には、観客席で試合を見ていたメイヤ達も驚いていた。

 

メイヤ「………意外ね。オランダチームはエジプトチームと互角くらいだから、ユウ抜きである事を考慮したらもうちょっと苦戦すると思ったんだけど………」

 

メイヤの見立てでは全ニホンチームはもう少し苦戦すると思われていたのだが、理子の思わぬ活躍によって、全ニホンチームは初っ端から圧倒的な優位を見せていた。

 

シュガー「………これ、ミドレーユが出てきたらオランダチーム厳しくならない?」

 

シュガーは、このまま優が試合に出た場合、オランダチームは厳しくなる事を指摘する。

 

フリエ「それは有り得ますね………しかし、ユウを温存する事も大事な策です。もし私が監督だとしたら、まだ彼を出しはしないでしょう」

 

フリエもシュガーの疑問には頷いていたが、優を温存しながらリードを維持する事は、全ニホンチームの圧倒的な優位を意味する。それを踏まえると、優をベンチに残しておくのも大事な戦略の1つである。

 

メイヤ「ええっ………? そうしたら試合がつまんなくなるじゃない………」

 

ただ、メイヤは優が出場しない事をつまらないと評した。

 

フリエ「………目をかけた人物が出ないと飽きる様子を見せるとは………厄介ファンになってますよ、メイヤ………」

 

メイヤのこの様子について、この時ばかりはフリエも呆れる素振りを見せたのだった………

 

 

 

そして、全ニホンチームベンチでは、圧倒的優位で始まった事についてどこか困惑の空気が流れていた。

 

修也「なんか今日は絶好調というか、相手チームがあんまり強く感じないんだよな………3日前にスペインと戦ったせいか、あんまり苦しくないというか………」

 

修也はこの状況について、スペインチームという強敵と戦った事がか原因ではないかと考えていた。

 

優「………そこは分からないが、今の戦術がオランダチームに有効な手だっていうのが理由じゃないのかな」

 

優はそう言って、現在の策がオランダチームに有効的なものである事が理由では無いかと考察していた。

 

春香「成程………それは有り得る話ですね」

 

春香も優の言葉に頷いていた。

 

優「当面の戦術はここで突き放す事が目的だな。皆、引き続き頼むぞ!」

 

優は、この優位性を更に広げる事が必要であると考え、それを修也達に伝える。

 

修也達「おおー!!」

 

それを聞いた修也達は、それに賛同するように声を上げるのだった………

 

 

 

全ニホンチームの圧倒的優位な展開は、会場内の観客を大きく驚かせるものであった。そして、ここから更に突き放す事を戦術とする全ニホンチーム。果たして、オランダチームを相手にここから更に突き放せるのだろうか………!?

To Be Continued………




次回予告
全ニホンチームは理子が中継役になる戦術を引き続き展開し、更に点差を突き放す。更に、理子がここで攻撃に転ずる事で、更に攻撃力を上げるのだった………
次回「私も攻めます」
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