全ニホンチームは、理子が中継役に回った事が功を奏し、23vs8の15点差によるリードを掴む全ニホンチーム。優はこの先の作戦について、オランダチームとのスコア差を突き放す事を目標に定めたのだった………
ベンチでの会話後、すぐさま試合が再開。それから3分程経った頃にはスコアが32vs10と更にオランダチームを突き放していく。
リヒト「ニホンのパスコースを防ぐぞ! このままではまともに戦えん!!」
オランダチームのキャプテン、リヒトは苦戦の理由に、全ニホンチームのパス連携が大きく絡んでいる事を察知する。そして、それを止める為に、オランダチームはマンツーマンディフェンスを少し変化させ、マークしている相手から少し大きく距離を取ったフォーメーションを組む。
芽衣「(フォーメーションを変えてきた………恐らくパスコース封じが狙いかな………そうなったらちょっと流れを変えたいけど、ここで私が無闇にスリーを撃つのはギャンブルかな。成功率はミドレーユくんや優真ちゃん、戦記さん程高くも無いし………)」
オランダチームの戦術変化を目にした芽衣は、頭の中で作戦を考えていた。
理子「芽衣先輩!」
そんな中、フラスのマークをかわした理子がパスを要求した。
芽衣「(………何か考えがあるのかな? 試してみよう………!)」
芽衣は理子を信じ、彼女に対してノールックパスを行った。理子はボールを受け取り、トリブルでインサイドに入り込む。
リヒト「またパスが来るぞ! パスコースを塞げ!」
リヒトはパスを予想し、理子から他4人へのパスコースを塞ぐ事を指示する。
理子「ここからは………私も攻めます!」
しかし、それを聞いた理子はミドルレンジからシュートを放った。
リヒト「な、何っ!?」
リヒトは完全に不意を突かれた様子を見せる。理子が放り投げたボールは綺麗にゴールへと入った。
優「よし!! ここで理子の戦術が光った!」
優は喜ぶ様子を見せる。
戦記「………成程、キャプテンが得意とする、臨機応変のパス&シュートの戦術か。三浦理子によくもまああそこまで仕込めたものだな」
戦記は優の戦術をトレースした理子の戦術をそのように賞賛する。
優「まだ不完全というか、世界トップクラスに通用する戦術かは分からないですけど………でも、バスケは手数が多い方がいい事には変わりないですからね。完全にモノにするのは時間がかかると思いますよ」
優は理子の戦術についてそのように語る。
戦記「………やはり才能は大きいか」
戦記は理子の事についてそのように語るのだった………
理子がシュートもこなす事で、オランダチームの戦術をへし折る事に成功。試合のスコアは更に引き離される事となった。果たして、優が提案したような、オランダチームを突き放す戦術を現実的なものにする事は出来るのだろうか………?
To Be Continued………
次回予告
理子の戦術の手数の多さは全ニホンチームが完全に試合を支配するものだった。そんな中、光一は本来のパフォーマンスが出来ずにいる様子を見せていたのだった………
次回「どうしたんだろうか」