幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
全ニホンチームは、理子が中継役に回った事が功を奏し、23vs8の15点差によるリードを掴む全ニホンチーム。優はこの先の作戦について、オランダチームとのスコア差を突き放す事を目標に定めたのだった………


第491話 私も攻めます

ベンチでの会話後、すぐさま試合が再開。それから3分程経った頃にはスコアが32vs10と更にオランダチームを突き放していく。

 

リヒト「ニホンのパスコースを防ぐぞ! このままではまともに戦えん!!」

 

オランダチームのキャプテン、リヒトは苦戦の理由に、全ニホンチームのパス連携が大きく絡んでいる事を察知する。そして、それを止める為に、オランダチームはマンツーマンディフェンスを少し変化させ、マークしている相手から少し大きく距離を取ったフォーメーションを組む。

 

芽衣「(フォーメーションを変えてきた………恐らくパスコース封じが狙いかな………そうなったらちょっと流れを変えたいけど、ここで私が無闇にスリーを撃つのはギャンブルかな。成功率はミドレーユくんや優真ちゃん、戦記さん程高くも無いし………)」

 

オランダチームの戦術変化を目にした芽衣は、頭の中で作戦を考えていた。

 

理子「芽衣先輩!」

 

そんな中、フラスのマークをかわした理子がパスを要求した。

 

芽衣「(………何か考えがあるのかな? 試してみよう………!)」

 

芽衣は理子を信じ、彼女に対してノールックパスを行った。理子はボールを受け取り、トリブルでインサイドに入り込む。

 

リヒト「またパスが来るぞ! パスコースを塞げ!」

 

リヒトはパスを予想し、理子から他4人へのパスコースを塞ぐ事を指示する。

 

理子「ここからは………私も攻めます!」

 

しかし、それを聞いた理子はミドルレンジからシュートを放った。

 

リヒト「な、何っ!?」

 

リヒトは完全に不意を突かれた様子を見せる。理子が放り投げたボールは綺麗にゴールへと入った。

 

優「よし!! ここで理子の戦術が光った!」

 

優は喜ぶ様子を見せる。

 

戦記「………成程、キャプテンが得意とする、臨機応変のパス&シュートの戦術か。三浦理子によくもまああそこまで仕込めたものだな」

 

戦記は優の戦術をトレースした理子の戦術をそのように賞賛する。

 

優「まだ不完全というか、世界トップクラスに通用する戦術かは分からないですけど………でも、バスケは手数が多い方がいい事には変わりないですからね。完全にモノにするのは時間がかかると思いますよ」

 

優は理子の戦術についてそのように語る。

 

戦記「………やはり才能は大きいか」

 

戦記は理子の事についてそのように語るのだった………

 

 

 

理子がシュートもこなす事で、オランダチームの戦術をへし折る事に成功。試合のスコアは更に引き離される事となった。果たして、優が提案したような、オランダチームを突き放す戦術を現実的なものにする事は出来るのだろうか………?

To Be Continued………




次回予告
理子の戦術の手数の多さは全ニホンチームが完全に試合を支配するものだった。そんな中、光一は本来のパフォーマンスが出来ずにいる様子を見せていたのだった………
次回「どうしたんだろうか」
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