幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
理子の中継パス作戦に、パスコースを防ぐ事を狙うオランダチーム。しかし、理子がシュートも行う事により、オランダチームの不意を突く事に成功したのだった………


第492話 どうしたんだろうか

全ニホンチームは完全にオランダチームを翻弄し、更に3分後にはスコアが41vs14となっており、残り時間が24分残っているにも関わらず、全ニホンチームが完全に試合を支配していた。

 

琴乃「思った以上に大健闘しているわね………これはこの試合、もらったかしらね?」

 

あまりにも優位な展開に、全ニホンチーム内でも勝利を確信し始める者も現れ始めていた。しかし、そんな中で試合に苦戦する者がこの試合に現れていた。

 

光一「うおおっ!! ………ぐうっ!?」

 

それは光一だった。彼は試合が始まってから暫く彼らしくないプレイが続いており、苦戦を強いられていた。

 

積牙「キャプテン………さっきからコウさんがあまり活躍できていませんね………?」

 

ベンチで試合を見ていた積牙は、光一が活躍出来ていない事に首を傾げていた。

 

優「確かに………光一らしくない苦戦だな。どうしたんだろうか………?」

 

優は首を傾げながら光一を見ていた。実際、ここまで光一のプレイにはキレがまるで無い。

 

美矢「どうしたんだ、光一!?」

 

美矢が光一に声をかけるが、光一の耳には響いていなかった。

 

優「おかしいな………スペイン戦の方が苦しいはずなのにこっちで大苦戦するとは完全に驚きだ………」

 

優は光一の苦戦に驚く様子を見せていた。そして………

 

優「………監督、2分程光一を下げて貰えますかね。このままモヤモヤしたプレイをさせるのは見てられないです」

 

優は一時的に光一を下げる事を監督の三浦に依頼する。

 

三浦「………いいだろう」

 

三浦はUの提案を受け入れる様子を見せると、審判団の方へ向かう。そして、ボールがコートに出たタイミングにおいて………

 

審判「交代です!」

 

審判は交代を告げる。

 

三浦「滝川、相田と交代だ」

 

ここで滝川が光一の代わりに入る事になった。

 

優「光一! 戻ってこーい!!」

 

優はそう言って、光一へベンチに戻るよう指示する。

 

光一「はあっ!? 何考えてんだよ!?」

 

控えのCがいない中での光一を下げる行為は、中々にリスキーな策だった。しかし、ここまで試合が離れている現状ではそこまで愚行とは言えないので、試合を見ていた大半は特に気にしていなかった。光一が不満そうな様子の中でベンチに座ると、優は直ぐに光一の肩に腕を回し、彼の耳元で口を開いた。

 

優「………いいか光一。1度しか言わないぞ」

 

だが、光一に関して何か狙いがある優は、試合の誰も注目しない中で光一に何かを伝えようとしていたのだった………

 

 

 

試合が有利の中で思ったプレイが出来ていない光一。果たして、優はそんな彼を立ち直らせる事が出来るのだろうか………?

To Be Continued………




次回予告
光一はCとして自分が下位互換になっている事に苦悩していた。しかし、優はそんな彼に意外な言葉を投げかけたのだった………
次回「お前らしくやれ」
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