優はメイヤの手引きにより、良い席で見れる事になった。優達は、フランスチームの3人の注目選手に目を向けるのだった………
両チームのスタメンは以下の通りである。
スペイン(赤)
PG 4番 ヒエロー・カノン
G 5番 ソンブラ・ソルダドス
SF 6番 リンセ・ファミリア
PF 7番 グリィ・トリウンフォ
C 8番 トーロ・アルハンブラ
フランス(白)
PG 6番 リュビ・ヴェルサイユ
SG 4番 オール・エッフェル
SF 5番 アルジョンテ・ルーヴル
PF 8番 オブシディアン・ノートルダム
C 7番 キュイーヴル・エトワール
優「………どっちも流石強豪国って感じだ。雰囲気からして違う………特にフランスはここまでエジプトとオランダとの試合の戦績はとんでもねぇ。エジプトとの試合は126vs33のトリプルスコア、オランダとの試合は122vs38とこれまたトリプルスコア………攻撃力がイカれてやがる」
優は、ノートを元にフランスチームの戦績を確認。なんと、エジプトチームとオランダチームをトリプルスコアで下すという、全二ホンチームが入っているグループ内でも、スペインと並ぶ屈指の強豪国だった。
メイヤ「スペインはまだこれが2戦目だけど、エジプトとオランダに負けるとは到底思えないから、これは実質的に決勝トーナメント出場国を決める試合ね。ここでスペインが勝てば、フランスとニホンが2勝1敗で並ぶ。貴方達が決勝に行けるチャンスが来るって訳ね」
メイヤはそう言うと、全二ホンチームにチャンスがある事を語る。
優「成程、僕達はスペインを応援しろと?」
優はそう言って、どこか癪に障る様子でそう呟く。
メイヤ「そこまでは言わないけどね」
メイヤはそう言って軽く流す様子を見せる。その直後、審判がボールを打ち上げた事で、両チームのCがジャンプボールを取り合う。ジャンプボールをキュイーヴルが制し、PGのリュビが制するものの、直後にカノンがそれをスティールしてみせた。
カノン「行くよ!」
カノンはドリブルで前線へ上がる。スリーポイントラインまで上がったタイミングにて、カノンの前にオールが立ちはだかり、いきなりキャプテン同士の対決になる。
優「いきなりのキャプテン対決………主導権を考えると最初は大事だぞ………!」
優は互いのキャプテンによる試合の様子を見ていた。カノンはボールをバウンドさせながら、オールの様子を見ていた。
フリエ「オール・エッフェルの動きは隙がないですね。スリーやドライブを狙おうにも距離が足りませんし………」
フリエはそう言って、オールの動きが良い事を口にする。そしてカノンもそれに気付いているのか、攻めようとする意志を見せない。
オール「おいおいどうした? 俺の気迫にビビっちまったか?」
オールはそう言ってカノンを煽る様子を見せる。
カノン「いえ………それと、私を見過ぎです」
カノンは真顔でそう言うと、ノールックでボールをフリースローラインの上空に向けて打ち上げる。まだどこか鋭さの弱いものだったが、オールの隙を突くには充分であり、既に飛び上がっていたグリィがボールを空中でキャッチした。
グリィ「くらえ! {グラン・アルマダ・ボム}!!」
グリィが必殺のダンクをゴールへ叩き込んだ。
優「相手の視界を予測した上でノールックパスからアリウープ………! 前より上手くなっている………!」
優はカノンの更なる成長を目にし、驚きを隠せずにいた。
メイヤ「思っていた以上に向上心が高い子ね。{100%領域(ハンドレッドリジョン)}に入っても尚、更に成長を求めるのは凄まじいものね………」
そして、メイヤもカノンの圧倒的な向上心に驚かされていたのだった………
勝負開始から新たな手を見せるカノン。果たして、この試合の行方はどのような展開を見せるのだろうか………?
To Be Continued………
次回予告
フランスチームの反撃。フランスチームはPGがカノンより弱いという問題があるものの、それを逆手に取った戦術を狙うのだった………
次回「勝てる所でやるしかないだろ」