幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
遂に開幕するスペインvsフランス戦。最初のプレイではカノンがオールを出し抜くグリィへのパスで先手を掴んだのだった………


第500話 勝てる所でやるしかないだろ

スペインチームが先制点を取る事によるスタートがなされるものの、リュビがドリブルで上がっていく。しかし、カノンが立ちはだかる事で、リュビは足を止めてしまった。

 

春香「相手のPG、足を止めましたね………やはりレベル差があるみたいですね………」

 

春香はそう言って、カノンとリュビではカノンの方が上であると考えていた。

 

フリエ「それはそうですね………最も、この状況を何とか出来ないようなら試合がもう終わりますし、二ホンには勝てないでしょうね」

 

フリエはそういって優を見やる。

 

優「………? よく分からんが、それをフランスはどうするのかね………?」

 

優はフリエの視線に首を傾げつつも試合の様子を見る事に決めた。

 

リュビはカノンに対し正面から勝てないと悟っているのか、無理して攻めるような真似はせず、リュビはオールヘパスを回した。

 

ソンブラ「(カノン相手ならそうなるよな………だが、シューターにパスするのは無謀だぜ………!)」

 

ソンブラはそう言ってオールの死角からスティールを狙う。しかし、オールは斜め後ろにいたソンブラを軸に円状に回転。死角からのスティールをかわした。

 

ソンブラ「はあっ!? (今完全に死角だっただろ!?)」

 

ソンブラは死角からのスティールをかわされてしまった事に驚いていた。

 

オール「強いPG相手にまともな勝負が出来るなんて思ってねーよ。なら、勝てる所でやるしかないだろ」

 

ソンブラを抜いたオールはそう言い放つ。

 

カノン「(あれが調査班の言っていた{地帯探知(ゾーヌディテクション)}………多分視野と頭の中での対応範囲が広いんだろうね………)」

 

カノンは事前にオールのスキルを聞いていたのか、その仕掛けを即座に気付いた………気付いたからと言って即座に対応出来るものでは無い事も同時に悟りながら………そして、ソンブラをかわしたオールは、スリーポイントラインギリギリからシュートを放つ。しかし、そのシュートフォームは、ボールを押し出す右の掌が上に向いた変則的フォームであり、これによってボールは高く打ち上がる。

 

グリィ「なっ!? (ボールが高ぇ………!!)」

 

グリィは高く打ち上がったボールに驚愕していた。しかし、高く打ち上がっていたボールは落下を始めると、とてつもないスピードでゴールリングへ突き刺さった。

 

フリエ「あれがオール・エッフェルの変則フォームによって放たれる必殺シュート………{ギロチンシュート}ですね」

 

フリエはオールが見せた必殺シュートについて説明する。それはギロチンによる歯の急落下を利用するものである。

 

優「打ち上げる事で相手のディフェンスを潰す方式か………並外れた高さを持たない相手にはどうにもなんない技だな………」

 

それを聞いた優はそう言って、厄介なものである事を語るのだった………

 

 

 

スペインチームが先手を取った中、オールがチームの利点を利用した戦術でくらいついていく。これにより、勝負の流れはまだハッキリとは読めないものとなったのだった………

To Be Continued………




次回予告
スペインチームはソンブラのディフェンス能力を潰され、奇襲がかけられなくなってしまう。オマケにカノンが二ホン戦ほど調子を乗せられていない為に、あまり攻めの姿勢を見せずにいたのだった………
次回「あんまり乗らないんだよね」
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