幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
10点差の中で試合が再開される中、カノンは{100%領域(ハンドレッドリジョン)}へと到達する。これにより、試合の流れは一気に変化する事となったのだった………


第504話 点差なんてあってないようなもの

それから少しして、フランスボールによる試合再開。リュビがドリブルでボールを運んでいくが、カノンは再び目にも止まらぬ速さで彼からボールをスティールした。

 

リュビ「えっ………!?」

 

リュビはまるで捉えられない彼女のスピードに対し、驚く事しか出来なかった。

 

オール「行かせるか!!」

 

薄々リュビがスティールされる可能性を悟っていたオールは自陣寄りの方へ立っていたようであり、カノンの前に立った。

 

カノン「………無駄だよ」

 

しかし、カノンに対してオールのディフェンスなどまるで無意味だった。カノンは軽々とオールをかわし、直後にレイアップでシュートを決めた。

 

オール「な、何だと!?」

 

オールも目の前の光景が信じられない様子だった。そして、カノンが立て続けに点を決めた事で、これまでややフランスチーム優位と見られていた試合に大きな衝撃が与えられると共に、その衝撃はとてつもないものとなった。

 

優「………メイヤの懸念していた通りの事態になったな。{100%領域}は試合のバランスを壊してしまう程のパワーを誇る。それに、カノンは前の試合でもかなりの時間100%の状態が持っていた………フランス側に{100%領域}入れる奴っているの?」

 

優達は{100%領域}に入った事による、パワーバランスの崩壊について言及。もしここでフランスチームの選手の誰かが{100%領域}に入れるならば話は変わってくるが………

 

フリエ「いえ………聞いた事はないですね」

 

フランスチームには残念ながら{100%領域}に入れる者は誰1人として目撃されていなかった。

 

優「………となると、もう点差なんてあってないようなものだな。しかもここまでフランスチームが僅かに有利くらいのバランスだったんだ………こうなったら試合の流れは完全にスペインに傾いてしまうだろうな」

 

それを聞いた優は、フランスチームの優位的な点差は殆ど意味をなさなくなっている事を指摘する。実際、優達が会話をしている間に三度カノンがボールをスティールし、更に今回はスリーポイントシュートを決めてしまった事で、スコアは43vs46となってしまい、ますます点差に意味が無くなった。

 

優「こうやって客観的に見ると分かるよ………{100%領域}は理不尽クラスの暴力だって………」

 

優は観客の視点から、改めて{100%領域}の次元の違いを思い知らされたのだった………

 

 

 

カノンの{100%領域}突入により、試合のパワーバランスは一気にスペインがリードを掴んだ。果たして、このままスペインが逆転を掴んでしまうのだろうか………!?

To Be Continued………




次回予告
カノンが{100%領域}を止める術を持ち合わせていないフランスチーム。更にカノンは、新たな技術をフランスチームへ見せつけるのだった………
次回「まだまだ進化していく」
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