結局試合は92vs46のダブルスコアでスペインが勝利した。だが、それ以上にフランスチームのオールが暴力沙汰を起こした事が大問題となり、会場はとてつもない騒ぎとなってしまったのだった………
その日の夜、優と春香は録画を元にスペインvsフランスの試合を全二ホンチームのメンバーに伝える。そして勿論、フランスチームのキャプテン、オール・エッフェルによる暴行事件の話もチーム内に伝えた。
湯津「おいおいマジか………暴力沙汰で退場なんて馬鹿な事やってるな、あの4番………」
当然この話には全二ホンチームの大半がドン引きしていた。
戦記「………キャプテン失格だな、あの男」
戦記もキャプテンとしての立場を忘れて暴力に身を任せたオールに呆れる様子を見せる。
優「………取り敢えず、現時点でフランスチームに{100%領域(ハンドレッドリジョン)}へ入れる奴はいないという事だけチームに共有する。ただ、相手はエジプトとオランダを叩きのめした相手だ。油断出来ないということも忘れないように。それじゃあ解散!」
優は周りがドン引きしている中、自身が伝えるべき情報だけを伝え、話を切りあげた。優はマネージャーの椿に今日の試合の録画を監督の三浦達に渡す事を依頼し、これによってようやくこの日やるべき事を終えた。
優「ふうっ………今日は壮絶だったな………」
優は思わず溜息を漏らしながらそう呟く。その直後、美矢や光一、理子などが優達に駆け寄ってきた。
美矢「とんでもない事になったな、キャプテン………前にグレてた私が言えた事じゃねえが、暴力沙汰が起きるとは………」
彼女達はまだ、オールによる暴行事件に動揺している様子を見せていた。
優「僕もビックリだ。本当に審判を殴る奴がいるなんてな………ま、ウチにも予備軍はいるけどな」
優はそう言いながら光一に視線を向ける。
光一「だ、誰の事を言ってるんだてめぇ!!」
光一はカッとなって優に掴みかかろうとしていた。そんな彼を美矢や、近くにいた積牙達が羽交い締めにして押さえ込んだ。
優「挑発してカッとなる………その癖は何とかしてくれ………」
優は光一の様子に思わず呆れる様子を見せた。
理子「それは違い無いですね………」
理子も呆れながらそう呟く。更に、全二ホンメンバーの何人かは理子と同じ気持ちになったのか、思わず頷いていた。
優「とにかく! 張磨さんが怪我のハンデを背負っている以上、お前が万全で無いと困る。まさか巫魔最強Cが、フランスチームのキャプテンのように暴力で試合に出られなくバカじゃないだろうな?」
優は光一に対し、半分煽るようにそう問いかけた。それを聞いた光一はピタリと動きを止め………
光一「は、はは………当たり前だろうが!! ふはは!! はははは!!」
光一は半分焦りが混じった様子で笑いながらその場を去った。それを見た優は思わず笑う様子を見せ………
優「………全く。血の気が多い割に単純なんだから」
そう言って光一の単純さに笑ってしまうのだった………
スペインvsフランスの衝撃的な試合展開は全二ホンチームにも伝わる事となった。果たして、全二ホンチームとの試合においては、今回の試合のような事態を避ける事は出来るのだろうか………?
To Be Continued………
次回予告
試合前日。足のダメージが完治した優は1人で練習をしていた。そんな中、Uは偶然にもメタリアと再会するのだった………
次回「明日の試合は大事だな」