優達は今日の試合の内容を全二ホンチームの面々へと共有する。全二ホンチームの選手達は、オールの暴力沙汰について、やはり呆れる様子を見せたのだった………
翌日早朝、優は近くのバスケットコートで1人練習をしていた。
優「よーし、ようやく足も本調子だ。明日の試合は何とかなりそうだ」
優はスペイン戦の疲労を完全に回復させたようで、個人練習においては基礎的な部分のみではあるが、自身の思い通りに動けていた。優が自らのペースを上げる為にシュート練習を続けている中、1人の大柄な女性がバスケットコートに近付いてきた。
????「おーい、ミドレーユ!」
女性は英名の方で優を呼ぶ。優が声の方に視線を向けると………
優「メタリア………!」
そこにはメタリア・ビッカーが立っていたのだった………
それから少しして、優は休憩がてらベンチでメタリアと会話をする事になった。
メタリア「そうか………いよいよ明日、二ホンが決勝トーナメントに行けるかが決まる試合か………」
メタリアは楽しそうな様子でそう呟いた。
優「ああ。結果としてスペインとフランスの試合はスペインが勝った。これで二ホンとフランスが2勝1敗。勝った方はスペインの戦績がどうあれ決勝トーナメント行きが確定する」
優は現状を確認。この時点では全二ホンとフランスは2勝1敗、スペインは2勝、オランダは1勝2敗でエジプトは3敗。エジプトチームには最早決勝トーナメント出場は閉ざされ、オランダチームについてもスペインが3勝目を取った時点で決勝トーナメント行きが確定する事、仮にスペインが2敗してもスペインや明日の試合に負けたチームと順位が並ぶ。そうなれば得失点差で結果が決まる為、大量失点続きのオランダではまず不可能なのが現状だった。
メタリア「今日はスペインvsオランダの試合って言ってたけど、どうせスペインが勝つだろ。見るまでもない」
ただ、状況を考えると、スペインが残りの2試合に負ける理由は無いと言ってもよく、スペインの決勝トーナメント進出は確実視されていた。
優「そうだね。となれば鍵になるのは明日の試合だ。頑張らないと………!」
優はそう言ってベンチを立つ。
メタリア「そうだな。明日の試合は大事だな………お前がどう戦うかも………」
メタリアは明日の試合には優が出る必要は確実である事を予感していた。そして、メタリアはベンチを立つと………
メタリア「………そうだ、師匠から頼まれてたんだった………ミドレーユ、1つ聞きたい事があるんだ」
優に対し、ミークから頼まれていたとされる疑問について口を開いた。
メタリア「アンタんとこの監督いるだろ? なんでアンタをロクに出そうとしないんだって、師匠が首を傾げてたぞ?」
それは三浦の戦術に対する質問だった………
決勝トーナメントを賭けたフランスとの試合は遂に明日へと迫っていた。そんな中でメタリアからかけられる疑問。果たして、その問いを聞いた優はどう答えるのだろうか………?
To Be Continued………
次回予告
メタリア経由で語られるミークの疑問。優は推測を交えながら、三浦の意図について、その理由を語るのだった………
次回「温存したいんだと思う」