幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
試合前日、優は1人で練習をしている中、メタリアと再会する。そんな中、彼女はミークから頼まれた疑問を優に問いかけるのだった………


第510話 温存したいんだと思う

優「………急にどうしたんだんだよ? 母さんらしくもない質問なんか飛ばしてきて………?」

 

優は質問の内容に首を傾げていた。

 

メタリア「私もこの質問の意図なんて知らねえよ。師匠からとりあえず聞けって言われたんだよ」

 

メタリア自身もこの質問の意図は知らないようだった。それを聞いた優は………

 

優「………僕の推測が混じっててもいいなら答えるが」

 

自身の推測が混じる事を条件に返答する事を決めた。

 

メタリア「あー………それでいいよ。私からすればなんでもいいし」

 

メタリアは面倒くさそうにそう返した。

 

優「ああ………まず先に言うと、僕のスタミナは40分フルパワーでプレイするのに耐えられないんだよ。ニホンの大会の時はメンバーの関係でかなり無理をしていたけど………多分その配慮。あんまり僕は自分の事を自賛したくないんだが………多分温存したいんだと思う」

 

優は温存が目的では無いかと考える形で理由を語る。

 

メタリア「ふーん………つまんな」

 

しかし、メタリアはあまりにもつまらなそうにそう呟いた。

 

優「………人から聞いといて失礼だな、アンタ」

 

優は呆れた様子を見せながらそう呟いた。

 

メタリア「アンタのスタミナ問題は分かった。だけどそれだけじゃ温存しまくる理由にはならねぇだろ。第一、スペインのキャプテン………ヒエロー・カノンだったか? 彼女の全力と戦えたのはアンタだけだろ。温存する気持ちは分かるが、そんな調子で突然100%で戦える相手が出て来たらやれんのか?」

 

メタリアは優のスタミナについては把握する様子を見せていたが、{100%領域(ハンドレッドリジョン)}状態の相手をまともにやれる相手が優しかいない事を突きつけ、メイヤやカノン以外の人物に{100%領域}に入った相手が出てくる可能性を示唆する。

 

優「………無理だろうね。そこは同感だ」

 

優もいつまでも通じる策では無いと考えていたのか、そう呟いた。

 

優「………でも母さんに伝えるなら言っとけ。僕は監督じゃない。無理な話だ………って」

 

だが、選手としての優には現状を変える術は無い事をミークに伝えるようにも呟いた。それを聞いたメタリアは………

 

メタリア「あー………そうだよな。すまねぇ言い過ぎた。こればっかりはアンタの責任じゃねえよ」

 

そう言って優の立場を理解し、謝る様子を見せたのだった………

 

 

 

優の推測こそ混じっているが、三浦は優の温存を考えている事が、優の出場時間や回数が少ない原因だった。しかし、優はそれに対し、手を出す術も無い事も付け足してメタリアに返したのだった………

To Be Continued………




次回予告
メタリアとの会話中、メイヤが優の元へやってきた。メタリアが突然帰るという状況になる中、メイヤは優に衝撃的な話を持ちかけてきたのだった………
次回「私達の元に来なさい」
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