優のスターデビルへの誘いについて、優と離れ離れになってしまう事を恐れる春香。優の前では差し入れを落とした事を装うものの、春香の内心は恐ろしく黒いものであったのだった………
その日、優と春香は練習に参加する。しかし、この日の春香はあからさまに調子がおかしかった。
戦記「………キャプテン、春香の様子が明らかにおかしい。いつもなら軽々と入るシュートがまるで入らん………」
戦記も春香の様子がおかしい事に首を傾げていた。
優「朝に差し入れを落としたって落ち込んではいましたけど………まだ気にしているのかな………」
優は朝の事が原因では無いかと考えていた。しかし、春香は朝から優と離れ離れになる恐怖に支配されており、全然シュートが入らないばかりか、突如として再び吐き気を覚えるように座り込んでしまった。
優「は、春香!? どうしたんだ!?」
優達は大慌てで春香の元に駆け寄る。
戦記「………キャプテン、お前は今日の午前の練習はいい。春香の面倒を見てやってくれ。今日はマネージャー2人が試合を見に行っている為に人手が足らん。それに、お前がいれば少しは安心するはずだ」
戦記は優に対し、春香の様子を見るよう指示をする。
優「分かりました………! 春香、運ぶぞ………!」
優は春香をお姫様抱っこすると、練習用の体育館から離れた。
美矢「………春香の奴、どうしたんだ?」
美矢達は春香の様子がおかしい事に首を傾げるのだった………
その後優は、春香を一度洗面所に連れて行った後、彼女を自身の自室へ連れて行き、彼女をベッドに寝かせる。
春香「すみません………こんな大事な時に………」
春香は申し訳なさそうにそう呟いた。
優「いや、いいんだ。君の体調が悪くなる方が僕は嫌さ」
優はそう言うと、春香の頭を優しく撫でる。
優「なんか飲み物持ってくるよ」
優はそう言って飲み物を取りに行こうとした。だが、春香の方は優が自分の目の前から消えるような光景がフラッシュバックし、思わず優の左腕を掴んだ。
優「………!? ………春香?」
優は突然手を掴まれた事に困惑する。だが、春香の方に視線を向けると、彼女は涙目になっていた。
春香「………行かないで………」
春香は小さくか細い声でそう呟いた。それを聞いた優は春香の手を握り返し、彼女が寝そべるベッドへ逆戻りした。
優「本当にどうしたんだ、春香………? 朝の事ならもう気にしてなんか………」
優は春香がまだ朝の事を引きずっているように感じていた。
春香「違うんです………私、本当は聞いていたんです………スターデビルに引き抜かれる優さんの話を………!!」
しかし、春香は突然泣き出すと、自身の調子を崩す要因になっていた本当の理由を語る。
優「えっ………!?」
春香が苦しんでいる本当の理由を聞いた優は、驚きの表情を隠せなかったのだった………
優がいなくなる事に恐れを抱く春香。優は春香の本当の苦しみを聞いた事で、驚きを隠せなくなっていたのだった………
To Be Continued………
次回予告
春香は優がスターデビルに引き抜かれる事で離れ離れになってしまう事を語った。しかし、優はメイヤとの話にとある条件を出していた事を春香に説明するのだった………
次回「条件付きだよ」