幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
優と離れ離れになる事に苦しむ春香は、練習で本来のプレイが出来なくなっていた。優に連れられ休む事となった春香。しかし、春香は調子が悪くなった本来の原因を語るのだった………


第514話 条件付きだよ

春香「優さんがスターデビルにスカウトされるなんてビッグチャンス、本当に凄い事なのは分かってるんです………でも、そうなったら私は邪魔になるかもしれないと………もう一緒にいられなくなってしまうんじゃないかと心配してしまったんです………優さんがいなくなる光景を考えるだけで吐き気を感じてしまって………さっきのも、今日の練習も全部同じ理由なんです………」

 

春香は落ち込む様子を見せながら自らの真意を口にする。

 

優「………そうだったのか。確かにその話は紛れもなく本当の話だ。僕はメイヤに大会後、スターデビルに来るよう言われたさ………まだ受けるかどうかは決めていないけどね。それに、僕はタダで受けやしない。あのスカウトは条件付きだよ」

 

優はそう言って、スターデビルにスカウトされた事は確かであると説明しつつも、それが条件付きである事を語った。

 

春香「条件………? いったいどのような条件なのですか………?」

 

春香は首を傾げながらその条件を問いかける。

 

優「春香も一緒にアメリカに連れていかせてくれって話さ」

 

それは、春香も一緒に連れて行って欲しいというものだった。

 

春香「え………!?」

 

春香は優の話を聞き、目を丸くさせる。

 

優「僕の人生は君と付き合い始めてから変わった。バスケが嫌になっていた頃に僕を助けてくれた春香の暖かさに僕は惹かれたんだ。君抜きの人生なんて考えられない………君と同じさ」

 

優はそう言うと、春香の手を両手で優しく掴むと………

 

優「僕の方からもお願いしたい。春香、大会の後に僕とアメリカに来て欲しい………!」

 

春香に対し、一緒にアメリカへ来るよう依頼する。それを聞いた春香は、優が自分の想像よりもずっと自分の事を大切に思ってくれていた事に対し、思わず涙を見せた。

 

春香「ふ………ふつつかものですが………こんな私でも良ければ是非………お願いします………!」

 

春香は笑顔を見せながらそう呟くと共に、再び涙を見せていた。

 

優「な、泣くなよ………! 」

 

だが、また涙を見せる春香に慌てる様子を見せていた。優は春香の様子に慌てる様子を見せるのだった………

 

 

 

一方、その会話を扉越しに聞いている男が1人いた。それは、様子を見に来ていた戦記だった。

 

戦記「………ふん、バカップルめ」

 

戦記は嬉しそうにそう呟きながら、2人の様子を伺っていたのだった………

 

 

 

春香が自身の悩みを明かした後、優はスターデビルに行くなら春香と一緒がいい事を春香に明かした。これによって春香の暗い悩みは綺麗に消えたのだった………

To Be Continued………




次回予告
春香が落ち着いた後、戦記が会話に混じってくる。優のスターデビルへのスカウトを聞いた戦記だが、チームに混乱を与えないように黙ってくれる事となったのだった………
次回「チームの為にもな」
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