幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
春香は優が自分の元からいなくなってしまう事に恐怖していた事を優に語る。しかし、優も春香と共にいたい気持ちは同じであり、スターデビルのスカウトに応じるには春香を一緒に連れて行く事を条件とした事を春香に明かした事で、春香はようやく精神の負担が晴れたのだった………


第515話 チームの為にもな

春香が落ち着いたのは少し経った後の事だった。優は春香が漸く落ち着いた事に安堵する様子を見せる。

 

春香「しかし………チームの皆さんにはどう説明しましょうか………?」

 

春香は優がスターデビルにスカウトされた事について、全ニホンチームのメンバーにはどう伝えるかを問いかける。

 

優「うーん………黙ってていいと思うんだよな。次のフランス戦は大事な1戦だ。混乱を与えない為にも大会が終わるまでは黙っておこう」

 

優はチームに混乱を与えない為に黙っておく事を提案する。だがその直後、ノックと共に扉が開いた。

 

戦記「キャプテン、入るぞ」

 

それは先程まで扉に張り付いて様子を見ていた戦記だった。

 

優「うわあっ!? りょ、良太さん!?」

 

優と春香は慌てた様子でそう呟く。戦記はすぐに扉を閉めると優達に近付き………

 

戦記「………話は聞かせてもらった。その話、俺も協力しよう。チームの為にもな」

 

2人に対し、優へのスカウトの事について共に黙ってくれる事を口にした。

 

春香「き、聞いていらしたのですか………!?」

 

だがそれ以前に、優と春香は会話を聞かれていた事に困惑していた。

 

戦記「………すまないがな。だが、ここにいる3人以外でキャプテンの話を知っている訳では無い。上手く隠し通せるはずだ」

 

戦記はそれを謝罪しつつも、この場にいる3人以外に優のスターデビルへのスカウト話を知っているものはいない事を追加で語る。

 

優「………まあ良太さんならチームの情報面で1番信用出来ます。もう聞かれてしまった以上、貴方にも協力してもらいます。それでいいですよね?」

 

優も聞かれてしまった以上は協力してもらう事に決めた事、同時に戦記なら信用出来ると納得した優は戦記に対してそう問いかける。

 

戦記「勿論だ」

 

戦記はそれを頷く様子を見せる。

 

優「勿論、春香もね」

 

優は春香にも同様の事を依頼する。

 

春香「分かっています。この場にいる私達だけの秘密である事は………!」

 

春香もこれに頷いた事で、3人で隠し通す事が決まったのだった………

 

 

 

その後、優と戦記は春香を念の為休ませる事とし、午後の練習へ向かう事となった。

 

優「そう言えば戦記さん、指の方はもう大丈夫なんですか?」

 

そんな中、優はスターデビルとの練習試合で負傷した戦記の右手の指の状態を問いかける。

 

戦記「もう大丈夫だ。近い内に試合へ戻れるだろう」

 

戦記は自身の指は完治している事を呟き、同時にそう遠くないうちに復帰する事を示唆するのだった………

 

 

 

戦記も加わった3人は優の話を隠し通す事となり、春香の危機は漸く落ち着きを取り戻した。これで残るはフランスとの試合を待つばかりであったのだった………

To Be Continued………




次回予告
試合を見に行っていたマネージャー達が戻り、スペインが3勝を決めた事で決勝トーナメント行きが確定した事を告げる。これで残るは全ニホンvsフランスの試合に託される事となったのだった………
次回「残るは明日の試合か」
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