幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
試合前日のミーティングにおいて、監督の三浦はフランスチームの圧倒的攻撃力を提示する。そして、その対抗策として、三浦は前半戦においてディフェンス面を固める事を語るのだった………


第5章 決勝を賭けた激闘! vsフランス代表!!
第518話 悪い空気だ


翌日、いよいよ全ニホンvsフランスの試合の日がやってきた。先にベンチに到着したのは全ニホンチームであり、優達は監督の三浦の指示を受けていた。

 

三浦「………本日のスタメンだが、昨日言った山野と身軽に加え、月渡、十原、相田の5人で行くぞ」

 

今回の試合のスタメンは昨日のミーティングで言われていた山野と身軽に加え、芽衣、十原、光一が加わる形となった。どうやら昨日言ったように守備を固める戦術のようだ。

 

修也「ちえっ、今回俺はベンチか」

 

守備寄りのチーム編成になった為に修也は今回ベンチスタートとなった。

 

優「まあまあ、腐るなよ。僕だってもう4連チャンでベンチスタートなんだからさ………」

 

優はここまで全くスタメンスタートでは無い事を自嘲する。それを聞いた修也は内心申し訳無さを感じたのか………

 

修也「………悪かったよ」

 

優に対し謝る様子を見せる。2人がそんな会話をしていると、別の扉の方からフランスチームの選手達が入ってきた。

 

美矢「おっ、フランスチームのお出ましか………」

 

全ニホンチームのメンバーはフランスチームの選手達が入ってきた事で緊張感を強める。しかし、会場の空気はとても悪いものとなった。

 

春香「会場の空気が悪くなりましたね………いつもはこっちが会場の空気としては不利になりやすいはずなのに………」

 

春香は、会場の空気が強豪チームであるフランスチームを応援するものでは無く、むしろ嫌悪するものとなっている事に驚きを隠せなかった。

 

優「確かに悪い空気だ………2日前の事が観客にとっては信じられないというか、受け入れ難いというか………って感じなんだろうね」

 

優はこのような空気となってしまった背景として、2日前のフランスチームのキャプテン、オール・エッフェルが起こした暴力沙汰が関係している事を口にする。そしてそれは、観客席で試合を見ていたメイヤやカノン達も感じていた事だった。

 

カノン「………今回はフランスを応援する声が全然無いね………?」

 

カノンが首を傾げながらグリィ達にそう問いかける。

 

グリィ「当たり前だろ。ウチのカノンに暴力を振るおうとしたんだからよ………!」

 

グリィは怒りながらそう呟く。ソンブラも同じような態度である事から、2人は相当許せなかったようである。

 

カノン「………この空気が試合に影響しないといいな………」

 

だが、カノンは当事者であるにも関わらず、試合の空気を心配していたのだった………

 

 

 

すぐ目の前に迫った全ニホンチームvsフランスチームの試合。しかし、オールの暴力沙汰がフランスチームへのヘイトを生み出していた。果たして、この空気が試合へどのような影響を与えてしまうのだろうか………?

To Be Continued………




次回予告
両チームのスタメンがコートに立った事で試合が開幕。しかし、チームへのヘイトが強いせいか、フランスチームの空気を悪くしていたのだった………
次回「ここまで響くのか」
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