いよいよ訪れた全ニホンvsフランスの試合。だが、決勝トーナメント進出を賭けた試合にも関わらず、先の暴力沙汰がフランスチームの評判を悪くしていたのだった………
今回の両チームのスタメンは以下の通りである。
ニホン(白)
PG 9番 月渡芽衣
SG 22番 山野理香
SF 13番 身軽太一
PF 8番 十原清九郎
C 21番 相田光一
フランス(青)
PG 6番 リュビ・ヴェルサイユ
SG 4番 オール・エッフェル
SF 5番 アルジョンテ・ルーヴル
PF 8番 オブシディアン・ノートルダム
C 7番 キュイーヴル・エトワール
両チームのCがセンターサークルに立ち、審判がボールを打ち上げるのを待つ。そして、審判がボールを打ち上げたと同時に2人のCが飛び上がる。
光一「うおおりゃあああ!!」
ジャンプボールを制したのは光一だった。落下したボールは芽衣の手に渡ると、芽衣はドリブルで前線に上がるが、フランスチームは素早く自陣へと走ってフォーメーションを敷いた。
芽衣「(戻りが速い………!)」
芽衣はフランスチームのスピードに驚く様子を見せていた。そんな彼女の前にPGのリュビが立ちはだかる。
芽衣「(また相手は私より背が高い人………ならちょっとリスキーだけど、山野ちゃんにボールを回して、中継役になってもらおうかな………)」
芽衣はノールックで山野の方へボールを回す。山野の前にはオールが立っており………
オール「もらった!」
オールは山野からボールを奪おうとする。
観客「おい! あの4番、また暴力振るうんじゃねえだろうな!?」
しかし、観客から飛んできた野次にオールの動きが止まってしまった。そして気がついた時には山野にドリブルでかわされており、山野は十原にボールをパス。十原がフェイダウェイシュートを初っ端から決め、全ニホンチームが先制点を獲得した。
湯津「よし! 今のはナイスパスだ、山野!」
山野の活躍に最も喜んでいたのは、同じ高校の湯津であり、戦記もどこか嬉しそうだった。だが、優はオールの様子に驚いていた。
優「(あの4番、野次に足を止めた………?)」
どうやら、オールが野次を受けて足を止めた事が相当信じられなかったようだ。
アルジョンテ「おい、大丈夫かオール?」
これにはフランスチームのメンバーも気にする様子を見せていた。
オール「………大丈夫だ。さあ、次は俺達の番だ!」
オールは心配を感じさせないようにそう言うが、やはり内心思う所はあったのか、表情は良くなかった。
優「(………感情的になって起こした事件で落ちた評判はここまで響くのか………恐ろしいもんだな)」
優は未だにオールが暴力沙汰で落としてしまった評判が尾を引いている事を恐ろしく感じていたのだった………
遂に始まった全ニホンチームvsフランスチームの試合だったが、オールの先の暴力沙汰がチームの評判に響いており、オールのパフォーマンスが思うように発揮出来ていなかった。果たして、この状況は試合にどのような影響を与えるのか………!?
To Be Continued………
次回予告
フランスチームによる反撃が行われ、オールが得意のシュートを狙う。しかし、精神的な動揺と山野のディフェンス能力により、シュートを止められてしまうのだった………
次回「精神が追い詰められているのかも」