幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
{素早き一対一戦術(マッハマンツーマンタクティクス)}を振り切ろうとする積牙だったが、結果として自身の4ファールを招くという最悪の事態に。巫魔は何とか前半を3点差で終えたが………?


第52話 もうダメなのか

試合は巫魔ボールで再開するが、試合が始まれば、速野達の{素早き一対一戦術}が展開。結果、ドリブルもパスもスティールで崩されては、爆速の速攻で点を取られるを繰り返す展開に。

 

湯津「あーあ、こりゃ参った事になったな。さっきから点を取られっぱなしだ。こりゃ、勝つのは爆速かな?」

 

湯津はそう言って、巫魔には勝ち目がないと考えていた。

 

戦記「俺はそうは思わないけどな」

 

しかし、戦記はまだ爆速の勝利を確信していなかった。

 

修也「戦記さんもそう思いますか」

 

そして、修也も同じく爆速の勝利を確信していなかった。

 

湯津「………2人とも頭のネジが飛んだか? どうやってあの戦術を崩すんだよ?」

 

湯津は首を傾げる様子を見せる。すると戦記は………

 

戦記「巫魔としては限られた攻略法になるが、不可能では無い。それに、優だってあれが無敵でない事くらいは前提条件として理解している」

 

そう言って{素早き一対一戦術}が無敵でない事をすぐに見抜いた。しかも、戦記は攻略法すら見つけている。

 

アリサ「限られた方法?」

 

アリサは首を傾げる。

 

戦記「それは………」

 

戦記が説明をしている中、巫魔はどんどん爆速に突き放され、5分経った時には33vs48と、15点差にまで追いやられていた。

 

積牙「(一気に15点差に………! それに、春香先輩達も疲れが見えてきている………もうダメなのか………!!)」

 

積牙はベンチで歯痒い思いをしていた。すると優は積牙の背中を強く叩いた。

 

積牙「痛っ!? ………きゃ、キャプテン………!」

 

優「諦めるには早すぎるだろ、積牙」

 

優はそう言って積牙を励ます。積牙を励ます優の表情はまだ諦めていなかった。

 

積牙「しかしどうすれば………」

 

積牙は優に対し、攻略法が無いと言いたげな様子だった。実際、先程から美矢から先へパスが繋がらない。

 

美矢「(ダメだこりゃ、さっきからパスが繋がらねぇ………それに、皆との距離が離れてパスがカットされちまう………もういっそ、無理矢理シュート狙うか?)」

 

美矢は半分ヤケになり、ハンドボールのようにゴールリングにボールを投げた。当然、こんなボールが入るわけなく、ボールはリングに弾かれ、コートの外へ転がってしまったが………

 

速野「何っ!?」

 

その際に速野から予想外と言わんばかりの驚きの声が漏れた。

 

美矢「(………! 今、驚いていた………!?)」

 

美矢は速野の困惑を見逃さなかった。そして、優やゆうかもそれを目にしていた。

 

優「(今の美矢がやったヤケクソの攻撃に驚いていた………という事は、爆速からすれば今の攻撃はありえないという事………つまり………)」

 

優はそこから何かが思いつき………

 

優「監督、タイムアウト取ってください。あの戦術を崩せるかもしれない策が思いつきました」

 

ゆうかにタイムアウトを取るよう要求。

 

ゆうか「分かったわ」

 

ゆうかはそれに頷くと、審判団の元へ行き………

 

審判「巫魔、タイムアウト!!」

 

後半1回目のタイムアウトを取ったのだった………

 

 

 

爆速の{素早き一対一戦術}に苦戦する巫魔。しかし、戦記はその攻略法を理解し、優も攻略法を編み出した。果たして、その答えは………?

To Be Continued………




次回予告
優はスピードではどうあがいても崩せない事を口にする。しかし、爆速の{素早き一対一戦術}は、予想外の動きには対応出来ない弱点がある事も口にした優は………?
次回「相手の裏をかこう」
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