遂に始まった全ニホンvsフランスの試合。全ニホン側が先制点を掴む展開の中、優はフランスチームキャプテンオールの様子がおかしい事に目を向けるのだった………
フランスチームによる反撃。PGのリュビが前線へと上がって行く。芽衣がリュビの前に立ちはだかるも、リュビの動きに対してディフェンスをしずらそうにしていた。
芽衣「(うーん、この人堅実な上手さがある………)」
芽衣が中々ブロックできずにいると、リュビがオールへボールをパスする。オールの前には山野が立ちはだかっていた。
オール「決めてやる! 俺のシュート………!」
オールは必殺のシュートを放とうとしていた。しかし、オールは先程の野次が頭の中で再びフラッシュバックした。
オール「………! (く、くそ………!)」
オールは動きが一瞬にして止まってしまい、シュート体勢が彼本来の形から離れてしまった。
山野「はあっ!」
そうなればディフェンスを得意とする山野がシュートを止めるのは造作もない事であり、オールの手からボールを叩き落とした。
湯津「よし! また山野が活躍した!」
全ニホンチームは序盤からオールのシュートを止めた事に喜んでいた。そんな中、様子を見ていた優はやはりオールの様子がおかしい事を感じていた。
優「やっぱり様子がおかしい………あの野次のせいで精神が追い詰められているのかも………」
優はオールが野次のせいで精神的に追い詰められている事を察した。
美矢「精神的ダメージか………バスケって意外と精神的な集中力大事だもんな」
美矢はそう言って、精神力の動揺がバスケにおいてどのような関係を持っているかを語る。
戦記「バスケに限らず物事には煩悩に悩まされない圧倒的集中力を持つものが最大限のパフォーマンスを発揮出来る。それが例え自身を追い詰める野次であろうともな」
戦記は美矢の言葉に追記するようにそう呟く。
春香「つまり………今それを欠いているフランスの4番さんは………」
それを聞いた春香はオールの状況を察した。
優「ああ、最大限のパフォーマンスとは真逆、思った通りのプレイが出来ずにいるって訳だね………」
優はそれを察した春香の思考を口にする。そう、現在のオールは思った通りのプレイが出来ずにいた。そして、コート上に立っている芽衣もオールの様子を見て同じ事を察していたようであり………
芽衣「(あんまり好みの展開では無いけど、状況的に有利なのはこっち………今のうちに取れるだけ点を取るべきかな………?)」
有利な状況となっている今の内にスコアを稼ぐ事を決めるのだった………
オールの精神的動揺により、フランスチームは全ニホンチームに遅れをとっていた。全ニホン優位の中、果たしてコートに立っている芽衣達はどのような展開を見せるのだろうか………?
To Be Continued………
次回予告
芽衣が攻撃戦術に転換した事で、全ニホンチームは優位に立ち始める。これにより、フランスチームの面々は焦り始めるのだった………
次回「今のうちに」