幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
フランスチームの圧倒的な攻撃力に16点差を付けられてしまう全ニホンチーム。そんな中、怪我で離脱していた戦記が流れを変える為に漸くコートに戻ってきたのだった………


第526話 俺には見える

戦記がコートに入ってきた事で、全ニホンチーム内で空気が変わった。

 

山野「キャプ………戦記さん!」

 

山野が戦記に駆け寄る。一瞬守城時代の癖でキャプテンと呼びかけたがすぐに戦記呼びに変えて声をかける。

 

戦記「負担をかけさせたな。任せろ」

 

戦記はそう言うとコートの中へ入る。試合自体はフランスチームボールによる再開であり、リュビがスローインによるボールを受けるが、少しして戦記が目にも止まらぬ速さでりゅ日からボールをスティールしてみせた。

 

リュビ「なっ!?」

 

リュビは一瞬何が起きたのか分からなかった。そして気が付いた時には戦記がドリブルでゴールに向かってボールを運んでいた。

 

オール「どんなPGか知らんが………止めてやる!」

 

オールはそう言って戦記の前に立ちはだかる。戦記がドリブルでオールの左横に走り、彼を抜こうとする。

 

オール「(無駄なんだよ! 俺の視野からは逃れられない!!)」

 

オールは{地帯探知(ゾーヌディテクション)}による視野の広さを活かし、バックチップでスティールを狙っていた。

 

戦記「………そう来ると思っていた。俺には見える」

 

しかし、戦記は途端に突破を止めると、オールを軸に見立てるかのように彼を軸に回転し、オールの右横に動いて彼をかわした。

 

オール「な、何っ!?」

 

オールは自身の動きを看破された事に動揺していた。そして戦記はオールをかわし、十原にボールを回した。

 

十原「ナイスパス! はあっ!」

 

十原は堅実にレイアップを決め、スコアを20vs34へと狭めた。

 

優「よし! 流石良太さんだ!」

 

優は戦記のプレイングに喜ぶ様子を見せた。

 

芽衣「凄い………! あのフランスの4番を翻弄した………!」

 

芽衣はオールを出し抜いた戦記に驚きを見せていた。

 

オール「ば、馬鹿な………俺がこんな簡単に出し抜かれるだと………!?」

 

オールは驚きを隠せずにいた。そんな彼に戦記が近付くと………

 

戦記「………視野が広いのかどうなのか知らんが………俺を簡単に翻弄出来ると思うなよ」

 

戦記はそう言ってオールの横を通り過ぎた。それを見たオールは………

 

オール「………ぜってえ倒す!」

 

そう言って戦記に対する対抗心を燃やす様子を見せる。そして、試合を見ていた優は戦記の様子を目にし………

 

優「(全ニホンチームが勝つにはここで良太さんの大きな活躍が必要になる………僕が動けないままだけど………頼みます、良太さん………!)」

 

勝つためには戦記の活躍が必須である事を考え、現状を彼に託す様子を見せたのだった………

 

 

 

久方ぶりに試合へ戻ってきた戦記は、オールの{地帯探知}を掻い潜ってアシストを行う好プレーを見せる。果たして、復活した戦記はオールを上回る実力を持っているのだろうか………!?

To Be Continued………




次回予告
戦記に突っかかる形でリベンジを行うオールだが、またしても戦記にかわされてしまう。そんな中、オールは戦記に動きを先読みされてしまっている事に気付いたのだった………
次回「お前の動きなど見切った」
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