爆速の切り札、{素早き一対一戦術(マッハマンツーマンタクティクス)}に苦戦する巫魔。打つ手なしと思われた所で見えた爆速の思わぬ隙。それに目をつけた巫魔はタイムアウトをとる………
巫魔ベンチでは、優を中心に円形に座ると、小型のホワイトボードを使って説明を始める。
優「まず、爆速のあの戦術だが、これはマンツーマンディフェンスであると同時に、あの5人が持つスピードを活かして、マークしている相手を360度、全ての角度から逃がさないようにする戦術だ。まあ、分かりやすく言うと相手を逃がさないマークってわけだな」
優は{素早き一対一戦術}の原理を説明。
光一「それって相手が持たないんじゃねえのか?」
光一は優に対し質問をする。
優「いや、相手さんは今のところあんまり疲れていない。恐らく、試合終了までスタミナ切れという希望は無いだろうね」
優がそう言った為、春香達の不安を煽ってしまうが………
優「まあでも、マンツーマンディフェンスは無敵じゃない。なんせ、相手の動きをよく見ないといけないからね。実際、さっき美矢が放った適当なシュートには驚いてたし………多分、予想外には対応出来ないタイプの戦術だよ、あれは」
優はそう言って、冷静に{素早き一対一戦術}に求められるスキルと、これは選手の予想外の動きには対応が難しい点がある事を予想する。
優「多分、フェイクやダブルクラッチを織り交ぜられれば、上手くいくと思う気がするんだ。つまり………相手の裏をかこう………って訳だね」
優はそれに対し、ダブルクラッチやフェイクを織り交ぜることを提案する。
春香「成程………分かりました、試してみましょう!」
春香達はこれに頷く。そして………
ゆうか「それじゃあ、優真ちゃんをここで下げるわ。そして………優くん、行けるわね?」
監督のゆうかは、ここで優を再度出場させる事に。
優「はい!」
優は体を冷やさないよう羽織っていたジャケットを脱ぐと、ベンチから立ち上がり………
優「後15分、15点差はかなり重いけど、まだ覆せる。行くぞ、皆! 相手の切り札を崩して、逆転しよう!!」
春香「おおー!!」
諦めない姿勢と共に、チームを鼓舞した。それを爆速ベンチから見ていた速野は………
速野「まだ諦めていない………? バカか、アイツらは………? そんなの不可能に決まっている………!」
優達が諦めていない事を鼻で笑った。しかし、監督の羽端は………
羽端「うーん、これはまだ勝ち確とは言い難そうだね………」
速野の様子から、まだ勝利を確信してはいなかったようだった………
15点差という絶望的な状況の中、優は苦しい展開を覆そうと、作戦を仲間に伝えた。果たして、優の作戦は吉と出るか、凶と出るか………?
To Be Continued………
次回予告
優は早速自身の作戦を展開する事に。マークしてくる選手達を翻弄するという作戦を展開。その中で、優は新たな発見をし………?
次回「思い通りになんてさせねぇ」