幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
第3Qに入り、巫魔が攻撃の布陣を組んできたタイミングで、フランスチーム側も反撃を開始。それは、ディフェンスラインを極端に押し上げるゾーンディフェンスであったのだった………


第531話 防御は最大の攻撃だ

全ニホンチームはアリサがスローイン役で試合再開を行うが、オールとリュビの2人が戦記を徹底マークし、他3人もマークされていて上手く動けなかった。

 

アリサ「(………な、何よこれ………!! 誰にパスしていいのかまるで分からない………!!)」

 

アリサはフランス側の徹底的なマークを前に中々パスを出せなかった。意を決して理子にボールを回すが、理子をマークしていたアルジョンテにボールをスティールされてしまい、それから間もなくアルジョンテがシュートを決めた。

 

三影「な、なんだよあの戦術………! 俺達全ニホンチームにパスをさせずに大量得点を狙う気なのか………!?」

 

三影はフランスチームのゾーンディフェンスを恐ろしく感じていた。実際、スリーポイントライン内に向けたゾーンディフェンスでボールをスティールされてしまえば、フランスチームはシュートを決めるだけの簡単な状況が完成する。

 

優「………ある意味超攻撃的なチームだ。あそこまで攻める気の強い戦術はあまり見ないな………防御は最大の攻撃だって言う言葉あるけど、ああいうチームの事を指すんだろうな………」

 

優はフランスチームの戦術を目にし、超攻撃的チームという評価はあながち嘘でも無い事を感じていた。それこそが相手チームに攻撃の暇すら与えないゾーンディフェンスによる大量得点戦術である。

 

アリサ「………ああっ!?」

 

直後にアリサが再びパスを行うも、今度はオブシディアンにスティールされてしまい、フランスチームに再び2点を入れられてしまう。

 

春香「無限地獄に陥りかけてますね………このままだと何点でも取られてしまいますよ………」

 

春香は全ニホンチーム側が無限に得点を取られ続ける現状になりかけている事を口にする。

 

優「………まあ、あの戦術は特大とも言える致命傷部分がある。あの守りさえ抜けば………フランスチームの守備は途端に脆くなる」

 

しかし、優はフランスのゾーンディフェンスも突破さえすれば途端に脆くなる事を指摘する。

 

三影「守りを抜くって………それすら厄介なんじゃないのか?」

 

三影は突破そのものが難しい事を指摘する。

 

優「突破出来ないならこの試合は無理だ。しかし………僕は突破してみせるさ。皆と一緒に決勝トーナメントに行きたいからね………!」

 

しかし、優は自信を持っていた。そんな彼の自身を表すかのように、彼の青い目が輝き始めるのだった………

 

 

 

全ニホンチームがフランス側のゾーンディフェンスに苦戦する中、優はゾーンディフェンスの攻略を考えていた。果たして、優には突破の策があるのだろうか………?

To Be Continued………




次回予告
再び16点差を付けられる事態となる中、優と春香が試合を救うため試合に投入される。2人はディフェンスを崩す為にとある大胆な策に打って出るのだった………
次回「信頼あってこそだ」
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