幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
フランスチームが反撃を行うも、春香のスティールによりゾーンディフェンスを実質的に封殺する事に成功。優と春香のコンビプレーにより、全ニホンチームは追加点を加える事が出来たのだった………


第534話 どちらが来るか読めない

その後、再びフランスチームボールにより試合が再開。リュビはパスを受け、ドリブルで上がっていたが、戦記がまたしても前に立ちはだかると、リュビは思わず足を止めてしまった。

 

リュビ「(ここはオールにパスしたいが………あの6番がまた近くにいる………! スティールされたらたまったもんじゃねえしな………)」

 

リュビは春香の存在がチラつき、プレイが後手になっていた。そんなプレイが戦記に通用はずもなく………

 

戦記「馬鹿め!」

 

戦記は鋭いスティールでボールを叩き落とし、零れたボールを優が拾った。

 

リュビ「ああっ!? し、しまった………!!」

 

リュビは真正面からスティールされた事に対し、動揺を隠せずにいた。

 

優「よし、行くぞ!」

 

優はドリブルで前線へと上がる。そして、優の近くへ春香が走ってきたのを目にすると………

 

優「春香!」

 

優は春香にボールを回した。

 

オール「6番にマークだ! 彼女のスリーは4番や5番よりも厄介だ!」

 

オールは春香へのマークを指示。しかし、この指示を行った事で、戦記はオールの状況を察した。

 

戦記「(優への警戒を行ったと思ったら今度は春香への警戒か………フッ、奴め。雁字搦めに陥っているな)」

 

戦記が察知したオールの思考とは、雁字搦めの状態になっている事であった。そして、フランスチームの選手達は春香へのマークを強めようとするが、春香はボールをゴールの方に向けて投げた。

 

アルジョンテ「よし、パスミス………なあっ!?」

 

アルジョンテ達はパスミスと考えたものの、優が空中でボールをキャッチ。そのままツーハンドダンクによるアリウープを沈めた。

 

光一「しゃあああああ!! 優の{究極のアリウープ(アルティメットアリウープ)}炸裂だあぁぁ!!」

 

優が必殺のアリウープを決めた事に全ニホンチームのメンバーは喜びの声を上げる。優はこの試合で、先の魔帝高校との試合以来となる{究極のアリウープ}を決めたのだが、その破壊力は凄まじく、まだゴールが揺れていた。

 

オール「ば、バカな………スリーにダンク………化け物か………!?」

 

オールは優の手数の多さに驚いていた。そして、戦記は優達に視線を向け、心の中で思考していた。

 

戦記「(あの2人はどちらも高いオフェンス力とサポート力を秘めている。臨機応変に対応出来る故にどちらが来るか読めない………俺でもそう簡単に相手をしたくないコンビだ………!)」

 

優と春香のコンビの厄介さを………

 

 

 

優と春香のコンビプレーの厄介さから、雁字搦めの思考に陥るオール。フランスチームの中枢とも言えるオールの策が空回りし続ける事により、フランスチームは優位を崩されかけていたのだった………

To Be Continued………




次回予告
優と春香のコンビプレーにより、第3Q残り3分の段階でスコアは遂に1点差に詰め寄った。そして、優が逆転打を沈めた事により、優の調子は最高潮に達したのだった………
次回「遂に来たわね」
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