幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
優と春香のコンビが完全に流れを掌握しようとする中、逆転打を決める優。それと同時に優は第2段階の{100%領域(ハンドレッドリジョン)}に入った事により、勝負の流れは完全なる変化を遂げたのだった………


第536話 悪夢の再来だ

オール「な、何!? {100%領域}だと!?」

 

観客席からの声を聞いたオールは、優が{100%領域}に入った事を知り、トラウマを思い出していた。

 

アルジョンテ「(マズったぞ………! {100%領域}って確か、スペインのヒエロー・カノンがやってたあの異次元な動きだったか………? まさかニホンにも同じ奴がいるのかよ………!?)………参ったな、こりゃ悪夢の再来だ………」

 

アルジョンテは先のスペインvsフランスの試合を思い出す。その試合ではカノンが{100%領域}に入ってしまった事で、試合の流れは完全にスペインに掌握されてしまった。メイヤも認識しているように、{100%領域}の選手はゲームを壊すと評する程の圧倒的なものであり、この状況で全ニホンチーム側に{100%領域}の選手が現れた事は、試合のバランスが崩壊する事を意味していた。その後、優がフリースローを沈めた。直後にリュビへボールが回ってくるが、優が目にも止まらぬ早さでボールをスティール。直後に大きく跳躍し、ダンクを決めた。

 

リュビ「………!! (は、速すぎる………!! 今何が起きている!?)」

 

リュビは目の前の出来事に動揺していた。スコアが55vs51の4点差と突き放されるものとなった。しかし、優はダンクを決めた後に大きく戻る事は無くスリーポイントラインの外側に立った途端、優はフランスチームの選手達を目にする。

 

戦記「(優がディフェンスに戻らずスリーポイントラインの外で足を止めた………何を考えている?)」

 

戦記も優のこの行動には首を傾げていたが、その答えはすぐに分かった。

 

オール「舐めやがって………! おい! 俺にパスをくれ!」

 

一方のオールはこれを挑発と取り、自身にボールを要求する。直後にオール自信にボールが回るが、優を抜こうと走り出したその瞬間、彼の手にはもうボールは無かった。

 

オール「なっ………!?」

 

オールは何が起きたか分からない様子だった。そして後ろを振り返った時には優がジャンプシュートを放ち、これを沈めた。

 

オール「ば、バカな………!? (まさか、俺がさっきボールを受けた場所は奴のディフェンスラインだったのか………!?)」

 

オールは自身の立っていた場所が優のディフェンスラインであった事に気付き、動揺していた。そして戦記も優のディフェンスの意図に気付いた。

 

戦記「(奴等と同じゾーンディフェンス………いや、それを超えるディフェンスラインがあってこその行動か………! )」

 

優が見せた圧倒的なディフェンスラインの広さを直感的に察知した優は、{100%領域}状態の優の異次元さに驚かされていたのだった………

 

 

 

{100%領域}に入った優の力は凄まじく、フランスチームを完全に置いてけぼりにする程の実力を見せていた。果たして、このまま全ニホンチームが勝利を確定させる程の点差を積み上げてしまうのだろうか………!?

To Be Continued………




次回予告
第3Qが終わり、第4Qに入ってから5分程経った時にはフランスチーム側にはもう取り返しがつかない点差を付けられてしまう。勝負を諦めかけるオールに対し、アルジョンテ達は彼に叱咤激励の声をかけるのだった………
次回「最後までやるべきだろ」
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