幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
{100%領域(ハンドレッドリジョン)}に入った優により、試合の流れは一気に変化する。優の圧倒的な実力を前に、フランスチームは手も足も出ないのだった………


第537話 最後までやるべきだろ

{100%領域}に入った優の強さはやはり試合のバランスを崩壊させた。試合は第3Qを終え、第4Q残り5分を切った後になっても試合の流れは全ニホンチームの優1人が支配していた。

 

アルジョンテ「く、くそっ………! やはり化け物か………!」

 

この時点ではスコアが86vs51と35点差へと伸ばす。ここまで点差が離されてしまっては試合の結果は誰でも分かった。

 

メイヤ「35点差………やっぱり{100%領域}は恐ろしいものね………ユウの実力は今この場において圧倒的過ぎる………!」

 

メイヤはユウの圧倒的過ぎる実力に驚かされていた。さすがにこの状況ではフランスチーム側の監督が動き………

 

審判「フランス、タイムアウト!」

 

仕方なくタイムアウトを取るのだった………

 

 

 

全ニホンチームが勝利を確信して喜ぶ中、フランスチームは絶望の空気に包まれていた。

 

オール「くそっ! 奴も………あの女と同じ域に達している化物かよ! くそっ!! 俺達には、世界の壁は越えられないのかよ!!」

 

オールは悔しかった。優やカノン、あまりにも理不尽と思えるような力を持つ天才相手との差を思い知らされ、その心は絶望に達していた。

 

アルジョンテ「………オール、お前の気持ちは俺にもよく分かるさ。奴のチートとも思える力は俺達には攻略出来ないだろう………でも、俺達は国を………フランスの代表としてここに立ってるんだ。だったら最後までやるべきだろ!」

 

アルジョンテもオールの気持ちは理解していた。しかし、彼自身は諦める気は無かった。

 

オール「アルジョンテ………」

 

アルジョンテの言葉を聞いたオールは、彼の言葉に驚く様子を見せていた。

 

リュビ「やろう、アルジョンテ! 俺達はニホンには勝てないかもしれないが、この試合を最後までやりたい気持ちは確かなんだ!」

 

リュビはアルジョンテに続いてそう言う。オブシディアンもキュイーヴルも同じ気持ちだった。

 

オール「お前らも………」

 

オールは4人の様子に驚きこそしていたが、思わず喜ぶ様子を見せていた。

 

オール「………しゃあねえ!! 俺もやってやらあ!!」

 

オールは4人の温かさを感じたのか、この絶望的空気を前にしても戦う事を決める。フランスチームは敗北が確定こそしている中、最高潮の空気を生み出していた。その状況を見た優は………

 

優「(………まだ油断はできないかも………)」

 

まだ試合を前に油断が出来ない事を考えていた。しかし………

 

三浦「優、春香、戦記。お前達は下がれ」

 

三浦は点差的余裕から優達を下げる事を宣言する。

 

優「えっ!?」

 

優はこれからまだ突き放す覚悟でいた為、急に下がる事を指示され、驚きを隠せずにいたのだった………

 

 

 

35点差という圧倒的優位を獲得した全ニホンチームは主力を下げる余裕を見せる。しかし、優の予想通り、この試合はまだ1つの波乱を残していた事を、彼を除いて知る者はいないのだった………

To Be Continued………




次回予告
圧倒的点差を付けて優位に立った全ニホンチーム。しかし、フランスチームは逆転こそ出来ずとも、全ニホンチームにくらいつく様子を見せるのだった………
次回「油断大敵って奴だぜ」
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