幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
全ニホンチームは反撃に転ずるが、パトロンの本領は守備であり、シュートを止められてしまった。果たして、パトロンの攻防一体の戦術に対する術はあるのだろうか………?


第553話 守らせなきゃいい

試合開始から5分が経過したタイミングになっても全ニホンチームに得点を取る術はなく、試合は0vs12のままだった。

 

美矢「くそっ………! 相手の4番のディフェンスは堅いな………これ以上苦戦の空気が続くとしんどいぞ………!」

 

美矢は苦戦の状況が続く事に焦る様子を見せた。そんな中で再びパトロンがシュートを決める。それを見た関東の三浦はベンチを立つと審判団の元へ向かう。そして………

 

審判「ニホン、交代です!」

 

審判はニホン側の選手交代を宣言。

 

三浦「………優、十原と交代だ。今回は早いうちから出てもらうぞ」

 

三浦は優の出場を指示する。それを聞いた優は出番の驚いていたが………

 

優「分かりました」

 

優はそれに頷くと、ジャージを脱いでコートに立つ。

 

優「清九郎さん、交代です!」

 

優は十原に交代の旨を伝える。

 

十原「俺と交代か………分かった、頼むぞ優くん!」

 

十原は優の肩を優しく叩いてベンチに入り、優がコートに立った。

 

パトロン「(遂に奴が来たか………しかし、奴とて俺のディフェンスは崩せまい………!)」

 

パトロンは優の登場を前にしても絶対の自信を崩さなかった。それを見た優は芽衣の傍に駆け寄り………

 

優「芽衣、僕にパスを回してもらえるか?」

 

芽衣に対し、途中でパスをするよう要求する。

 

芽衣「それはいいけど………間違いなく相手のキャプテンはミドレーユくんをマークしてくるよ………?」

 

芽衣はパトロンが優に対して対抗心を燃やしている事から、間違いなくマークされる事を伝える。

 

優「そんな事は分かってるよ」

 

優はそう言って、パトロンにマークされる前提での要求である事を伝えた。芽衣は首を傾げていたが、コート外に立つ春香から芽衣にボールが渡った事で試合が再開する。芽衣はドリブルで前線へと上がり、ポスティーノが芽衣をマークしてきたタイミングにて、ゴール近くに立った優にボールをパスする。優の前にはやはりパトロンが立ちはだかった………

 

パトロン「(どんなシューターであろうと、基本のフォームは大差ない。フォームの弱点を突けば、どのシューターとて止められはしない!!)」

 

パトロンは、優がシュートフォームを見せる時を待っていた。しかし、優はボールを右手だけで持つと、フランス戦の時のような、槍投げのような投げ方のシュート、{槍の投擲(スピアースローイング)}でボールをゴールに向けて放り投げた。

 

パトロン「な、なにいっ!?」

 

パトロンは優の奇想天外なシュートに驚かされていた。優が放ったボールはゴールリングの中へ綺麗に吸い込まれ、全ニホンチームの発動は優が決めた事となった。

 

優「(ここ5分くらい試合を見ていたが………相手の動きを見て防ぐ力は確かに本物だ。しかし、それなら守らせなきゃいいだけの話………僕相手にただの守備が通用すると思うなよ………!!)」

 

優はパトロンの絶対の自信を揺るがすかのようなプレイを魅せた。そして、優に点を奪われた事に対してパトロンは動揺する様子を見せたのだった………

 

 

 

鉄壁の守りを見せるパトロンに対し、奇想天外なシュートで点を奪う優。果たして、優はこのまま試合の流れを変える事が出来るのだろうか………!?

To Be Continued………




次回予告
イタリアチームが反撃を狙うが、勢いに乗ろうとする優は{100%領域(ハンドレッドリジョン)}へと覚醒。再び得点を奪う中、優は{100%領域}を新たな方向で使用する術を思い付くのだった………
次回「解除してしまおう」
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