幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
0vs14の全ニホン無得点の中で投入された優。その中で優は奇想天外フォームのシュート、{槍の投擲(スピアースローイング)}を放つ事により、パトロンにディフェンスさせる事無くシュートを決めて見せたのだった………


第554話 解除してしまおう

ポスティーノ「得点は取られたが、まだ差はある! 攻めるぞ!!」

 

イタリアチームは失点にこそ驚いていたが、まだ12点のリードがある事から、気持ちを切り替えて反撃に転じようとしていた。しかし、ポスティーノがドリブルを開始して間もなく、優が彼からボールをスティールしてしまった。

 

ポスティーノ「な、何っ!? (バカな! 速すぎる………!! 俺が反応する間もなくディフェンスするなんてどうなっている………!?)」

 

ポスティーノは息をするようにボールを奪った優のスピードに驚かされていた。これによりパトロン達は慌ててディフェンスをする事となったが、パトロン達に視線を向ける優の青い目は強く輝いていた。それはすなわち………

 

メイヤ「………! {100%領域(ハンドレッドリジョン)}………!」

 

………優がいきなり{100%領域}に入った事を意味していた。パトロンは優の前に立ちはだかるが、優はパトロンを反応もさせないまま抜き去り、そのまま跳躍。Cのジガントが優のダンクを止めに向かい、その際に2人は接触したが、吹っ飛ばされたのはジガントの方であり、優はそのままダンクを決めてしまった。

 

審判「………バスケットカウント、ワンスロー!!」

 

オマケに笛を吹いた審判は、今のファールはジガントのものである事を告げると共に、優にフリースローが与えられる事を宣告した。

 

フリエ「ユウ・シロミヤお得意の3点プレイですね………{100%領域}の状態とはいえ、軽々と行ってみせるプレイングセンスは恐ろしいものです………」

 

フリエは何度も見てきているにも関わらず、優が軽々と3点プレイを完成させてしまうプレイングセンスに驚かされていた。そうして、優はフリースローの権利を得たが、優はこの時ある事を考えていた。

 

優「(………{100%領域}に入ったはいいが、これ出しっぱなしにしてるとちょっと走るだけで大きく消耗するんだよな………どうしたもんか………)」

 

それは、{100%領域}状態でのプレイは圧倒的でこそあるが、同時に消耗も激しいという問題だった。優はどうにかならないかと考えていたのだが、この時に1つの案が浮かんだ。

 

優「(………そうだ! {100%領域}を解除してしまおう! どうせ出しっぱなしにしてたら後半ヘトヘトで持たないし)」

 

それはなんと、{100%領域}を解除してしまう事だった。優は息を吐く様子を見せる。すると同時に目の輝きは消え去り、そのまま{100%領域}を解除した。そして………

 

優「皆! 僕が次フリースローを上手く決めるから、そうしたらマンツーマンディフェンスでパスコースを出来るだけ封じるんだ!」

 

{100%領域}状態で無くなった優は途端に指示を飛ばし始めた。この行動にはメイヤは首を傾げていた。

 

メイヤ「({100%領域}に入ったばかりなのにチームへ指示………? 幾ら優があの状態でも連携を取れるとはいえ、基本1人で圧倒出来るこの状況で何故指示を飛ばすの………?)」

 

メイヤがそう考える理由には、優がまだ{100%領域}状態であると考えていたが故の疑問だった。しかし、優はとっくにいつもの状態に戻っていた。

 

優「(………{100%領域}にある程度自由に入れるようになった今、無理して継続する利点は僕には薄い………なら、新しい活用方法をさせてもらおうかな………!)」

 

そして優の中では、{100%領域}の新たな使い方が見えていたのだった………

 

 

 

{100%領域}について新たな使い方を見出す優。会場にいる誰もが優の{100%領域}状態の継続を考えている中で、果たして、優はどのような戦術を見せてくるのか………!?

To Be Continued………




次回予告
{100%領域}状態で無くなった優は、チームプレイでイタリアチームの攻撃を止める。そしてオフェンス時、優は再び{100%領域}へとはいる小技を見せたのだった………
次回「短き100%領域(ショートハンドレッドリジョン)」
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