優が{短き100%領域(ショートハンドレッドリジョン)}に入るかどうかの思考がイタリア選手を支配し、優位を確立しかけていた。そんな中、カノンは{100%領域(ハンドレッドリジョン)}にイタリアチームが過剰に反応している理由について首を傾げる様子を見せていたのだった………
春香がファールによるフリースローを投げ、見事にこれを沈めた事でスコアは11vs14へと変化。3点差は全ニホンチームにとってとてつもない有利を確立しており、ここまでくれば全ニホンチームが追い上げ始めた事を観客も理解していた。
三影「よーし! 3点差までくればこっちのもんだ!!」
全ニホンチームのベンチでも喜びの声が出始める中、戦記は表情を綻ばせる事無く、試合の流れを注視する様子を見せていた。そして、それはコートに立つ優も同様であり………
優「(………想像より相手さんが動揺して来るせいか、冷静なプレイが誰1人出来ていない………ここまで嵌ってくれるのは嬉しい誤算だが逆に不気味だ。まるで前に{100%領域}に入った選手に対してトラウマがあるかのような………)」
優はイタリアチームに対し、自身の策があまりにも嵌り過ぎている事を不気味がっていた。そんな中、試合を見ていたカノン達の元へ、電話をしていたソンブラが走って戻ってきた。
ソンブラ「カノン! 調査班から聞いて分かった事だが、Cブロックにも{100%領域}に入った奴がドイツに居たらしい!!」
ソンブラが調査班から聞き付けたのは、Cブロックを1位で通過したドイツチームに{100%領域}に入った選手がいるという情報だった。
カノン「ドイツ………成程ね、ドイツチームの影響か………フランスチームのキャプテンみたいな事になっちゃってるんだね、今のイタリアチームの人達は………」
ソンブラの情報を聞いたカノンは、ドイツチームの影響でイタリアチームが{100%領域}に対して過剰な反応を見せるようになった事を察知する。そして、真実に気付いたカノンは………
カノン「………これはユウさんが下がるまで続く悪夢かな………{短き100%領域}による1プレイだけ100%は私には無理だし、出しっぱなしの方が基本的には安定する。でも、ユウさんは多分{100%領域}使いの中では性質が根本的に異なるタイプに思えるね。そう考えると、現在の試合状況は完全にユウさんの掌の上にあるよ。ユウさんすら知らず知らずの内にね………」
現状、試合の流れは優によって左右される事を語るのだった。しかし、この状況は優すら想定外に感じるものであり、優本人もまるで安心出来ないという異質な状況となっていたのだった………
イタリアチームが{100%領域}に対し、過剰な反応を見せていたのはCブロックのドイツチームが影響していた。優の予測すらぐらつく現状に対し、優はいつ真実へと気付くのだろうか………?
To Be Continued………
次回予告
試合は数分後に第1Qを終え、スコアは24vs14の10点有利となった。全ニホンチームは一旦優を下げる事になったが、イタリアチームへの疑念を強める優は、マネージャーの椿に対し、イタリアチームの過去の試合を探って欲しい事を言い出したのだった………
次回「あまりにも不自然だ」