優は自身の策があまりにも嵌り続けている事に困惑していた。それと同時にカノンはソンブラづてに情報を獲得し、真実に辿り着く。それは、Cブロックのリーグ戦において、ドイツの選手の1人が{100%領域(ハンドレッドリジョン)}に入った事による影響との事だった………
そこから数分経ち、第1Qが終了。スコアは24vs14の10点差有利の展開だった。
光一「よーし! 優の活躍もあって第1Qは大きくリード出来たぜ!!」
全二ホンチームは初っ端から思わぬ優位を確立した事に調子を上げていた。
三浦「………ここまで有意に立てたのは想定外だったが………優、よくやった。そして第2Qからは優を下げ再び十原を出す、いいな?」
ここで三浦は優を下げ、十原を戻す事を語った。
優「………分かりました」
しかし、優はとても浮かばれない様子だった。
優「(下がるのは別に不満じゃないが、相手さんの様子があまりにも不自然だ。何故ここまで僕の戦術が嵌る?)」
自身の策が大きく嵌ってしまった事を疑問視しながらベンチに腰掛ける優を目にしたマネージャーの椿は飲み物とタオルを優に渡すと………
椿「浮かない顔ですね、どうなされたのですか?」
優の様子に首を傾げる様子を見せる。
優「椿ちゃん………」
優は椿から受けとった飲み物を口にする。するとその直後、イタリアチームが自らの策に大きく嵌った理由の予感について、その仮説か突如として思い浮かんだ。
優「………椿ちゃん、ちょい頼みがある」
優はベンチを立つと、近くにある壁へと歩き、椿を自身の元へ手招きする様子を見せる。椿は優の言葉に首を傾げていたが、恐る恐る彼に近付く。そして………
優「Cブロックの試合について調査して欲しい。どのチームでもいいから{100%領域}を入っていた情報があればそれが答えだ。フランスチームのように、相手さんが{100%領域}に過剰な反応を示した理由としては一応説明が出来る」
優はCブロックの試合について調査をお願いしたいと語る。
椿「Cブロックの試合で{100%領域}に入っていた人がいるかどうかを調べてくればよろしいのですね? 畏まりました」
椿は優の依頼を快く受け入れると、タブレットを取り出す。
椿「SNSで何か無いか調べてみます。今回の大会、相当注目されているらしいですからね」
椿はSNSから今回の大会で{100%領域}に入った者がいるかどうかの調査を始めた。
優「頼む、椿ちゃん」
優は椿に事を任せ、今は試合に集中する事を考えた。そんな中、戦記は優の様子がおかしい事に首を傾げていた。
戦記「(………キャプテンはまた何か歪な状況に気が付いたのか………?)」
戦記は何度も優を見てきているからか、優が何か歪な状況に気付いたのでは無いかと考えるのだった………
全二ホンチーム優位の試合の中、イタリアチームの状況に優も薄々気が付き始めていた。果たして、優はその真実に気付いた時にどのような行動を取るのだろうか………?
To Be Continued………
次回予告
第2Qが開始し、優が抜けた事で警戒するものはいなくなったとばかりにプレイの調子を戻していくイタリアチーム。その光景を見ると共に、椿も情報を当ててみせるのだった………
次回「優さんの読み通りです」