幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

560 / 650
前回までのあらすじ
第2Qが再開し、優がコートから離れたタイミングにて、水を得た魚のように調子を取り戻し始めるイタリアチーム。当時に椿が先のイタリアvsドイツの試合にて、ドイツの選手が{100%領域(ハンドレッドリジョン)}に入っていた事を突き止め、優はイタリアチームの状況を突き止めたのだった………


第560話 見くびらないで

だが、優が状況を突き止めると共に、全二ホン側も動きを見せる事となった。視点は芽衣vsポスティーノへと戻り………

 

ポスティーノ「奴がいなければ警戒するべき存在は消えたも同然! もらった!!」

 

ポスティーノが芽衣を軽視してスティールを行うとする。

 

芽衣「………見くびらないで」

 

しかし、芽衣はノールックで真横にパスを行う。パスの軌道先には春香が立っており、春香がパスを受けた。

 

ポスティーノ「な、何いっ!?」

 

ポスティーノは芽衣のパスに驚きを隠せなかった。そして芽衣は走ってポスティーノをかわすと………

 

芽衣「春香さん!」

 

春香に対してパスを要求。春香は芽衣にボールをパスし、ボールは再び芽衣の手に戻った。

 

パトロン「(バカな………! あのPGがポスティーノをかわしたのか………!?)」

 

パトロンは芽衣がポスティーノをかわした事に驚きを隠せなかった。慌ててパトロンが芽衣のマークに行くが、これによって十原がフリーになったのを芽衣は見逃さなかった。

 

芽衣「十原さん!」

 

芽衣はボールを十原にパス。芽衣へのマークを優先的に考えていたパトロンは飛んできたボールに触れる事が出来ず、ボールは十原へと渡った。

 

十原「ナイスパス! はあっ!」

 

十原が立っていたのはスリーポイントラインよりも内側であり、十原はそのままシュートを狙う。

 

ジガント「撃たせん!」

 

しかし、Cのジガントが十原の前へと走り出し、右手を伸ばして跳躍した。

 

アリサ「シュートを止めに来た………!!」

 

ジガントがブロックに来た事は誰の目からも明らかだった。

 

十原「ああ、高いね………でも、優くんよりは低いかな」

 

十原はそう言うとフェイダウェイシュートを狙うべく後ろへ飛ぶ。しかし、十原はすぐにシュートを撃たず、ほぼ寝たままのフェイダウェイになろうとしている状況を作り出し、そこまで行ってようやくシュートを放った。

 

優「{ロウフェイダウェイシュート}………!」

 

優は十原の放ったシュートが何であるかに気付き、その名前を口にする。そして、十原が放ったシュートはジガントの上を行き、ゴールの方へと落下し、見事に決まった。

 

十原「よし!」

 

第2Qで先制打を決めたのは優抜きの全二ホンチームだった。この光景には会場内で驚きの声が上がった。

 

優「(別に僕がいなくても皆が弱いわけではない。{100%領域}に入った選手なら話は変わるが………全二ホンチームを見くびるなよ、イタリアチームさんよ………!!)」

 

優は心の中で全二ホンチームへの慢心を向けるイタリアチームに対し、全二ホンチームを見くびらないよう心の中で言い放つのだった………

 

 

 

優抜きという状況において、全二ホンチームも連携を武器に本領を発揮し始める。果たして、全二ホン側は優抜きで何処まで戦えるのだろうか………?

To Be Continued………




次回予告
イタリアチームは反撃を試みるが、春香達が奮闘しディフェンスに成功する。パトロン達は、優抜きの全二ホンチームに圧倒される事が信じられない様子を見せるのだった………
次回「馬鹿な事があるか」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。