幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
全二ホンチームは優を欠いている中、連携を武器にイタリアチームを翻弄し初得点を掴む。これは、優のみ危険視していたイタリアチームに大きな衝撃を与えたのだった………


第561話 馬鹿な事があるか

イタリアチームは困惑を隠せない状況ながら反撃に転ずる事となった。ボールはポスティーノに渡り、すぐさま芽衣がポスティーノとマッチアップした。

 

ポスティーノ「ぐっ、またお前か………!!」

 

ポスティーノは慌てる様子を見せながら声を漏らす。ポスティーノはドリブルでの突破を試み、それによって芽衣を抜き去るが、芽衣は広い視野を活かしたバックチップでポスティーノの手からボールを手放させた。

 

ポスティーノ「何っ!?」

 

ポスティーノは芽衣の行動に驚きを隠せなかった。そして、零れ玉となったボールは近くにいた春香が拾い、そのままスリーを狙ってボールを放った。

 

パトロン「せ、せめてリバウンドを………!!」

 

パトロンはリバウンドに賭けたかったが、シュートを放ったのはスリーポイントシューターとしてはトップクラスの腕を持つ春香。その希望を撃ち砕くかのように見事シュートを決めたのだった。

 

光一「よーし! 春香のスリーが決まった!!」

 

全二ホンチームは春香による得点を大きく喜んだ。一方でイタリアチームは驚きを隠せずにおり、パトロンは怒りが混じった心苦しそうな様子を見せていた。

 

パトロン「(奴等が俺達を圧倒しているだと………!? そんな馬鹿な事があるか………!!)」

 

パトロンは優………というよりは{100%領域}の選手が居ない相手チームに押されている事が信じられないようだった。

 

パトロン「………これから取り返すぞ、あんなチーム相手に負けられないんだ………!!」

 

パトロンはチームに対し、これから取り返していく事を口にする。その言葉から、未だに全二ホンチームを下に見ている様子が伺えるが、パトロンの言葉がチームに届かなくなり始めているのはポスティーノ達の様子を見ても明らかだった。

 

ポスティーノ「(パトロン、奴等は甘く見られないぞ………! 俺達もそんなに強くないと思っていたけど、アイツらは思ったよりやる奴等だ………俺達にはどうしようもねえ………)」

 

事実ポスティーノはパトロンの言葉に首を傾げていた。パトロンはまだ気づいていないようだが、チーム内では全二ホンチームが強い事に薄々気が付き始めている者が現れており、チームとしての認識がズレ始めていた。

 

優「(幸か不幸か、完全にこっちへ流れが傾き始めてきた。第2Qにしてこれは良い展開だな………)」

 

一方で優は全二ホンチームの優位を感じ始めており、その流れに嬉しそうな様子を見せていたのだった………

 

 

 

全二ホンチームが優位を展開する状況が確実なものとなり始めており、それが優抜きでも成立している状況はとてつもないアドパンテージを確立していた。果たして、全二ホンチーム優位の展開はここからどれ程にまで続いていくのだろうか………?

To Be Continued………




次回予告
勢いに乗った全二ホンチームは第2Qを完全優位で終わらせる事に成功する。そして、イタリアチームは全二ホンチームを相手に完全に追い詰められた事を察知し、やむなく奥の手を使う事を決めたのだった………
次回「後悔させてやる」
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