幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
全二ホンチームが勢いづく展開に困惑するイタリアチーム。同時にパトロンは未だ全二ホンチームの強さに目を背けており、その点はポスティーノ達も疑念を抱いていたのだった………


第562話 後悔させてやる

そのまま試合は第2Q終了までもつれ込み、スコアは52vs28の24点差を獲得した。

 

戦記「優抜きでイタリアチームを相手に24点差まで広げるとは………俺からすれば嬉しい誤算だ」

 

戦記は現状の有利が信じられない様子を見せていた。

 

優「ただ、流石にここまでやられて黙っているような相手じゃないとは思いますよ、イタリアは………」

 

しかし、優はイタリアチームの反撃を考えており、まだ心の中で身構えている様子を見せるのだった………

 

 

 

そして、イタリアチームは全二ホンチームに押されている現状に混乱しており、パトロンは地面に足を打ち付けており、目に見えてに悔しそうな様子を見せていた。

 

パトロン「くそっ! 俺達があんなチーム如きに24点差だと………!? ふざけるな!!」

 

パトロンは試合開始前の余裕が完全に崩れていた。何故なら格下と侮っていたチームがここまでやる展開はパトロンの頭には無い展開だったからだ。

 

パトロン「こうなったら………! あの戦術で奴等を叩き潰す!」

 

パトロンは不服な様子を見せながら反撃打を考えていた。

 

ポスティーノ「本気かパトロン………!? まだ相手はあの白髪男を下げたままなんだぞ………?」

 

ポスティーノはパトロンの提案に首を傾げる様子を見せる。

 

パトロン「うるさい! 今の俺達に必要なのはこの試合に勝つ事だ! 次のリーグはドイツとオーストラリア! しかし、間違いなくドイツが上がってくると考えればここで負ける訳にはいかない! 今度こそドイツに勝ち、世界一を掴むんだ!!」

 

パトロンは意地になっているかのように自らの考えを曲げなかった。

 

ポスティーノ「………分かった。ここはお前の言う通りにしよう」

 

ポスティーノ達は諦めるようにパトロンの策を受け入れた。そして、パトロンの荒れようは観客席から見ても明らかなものであり、試合を見ていたアメリカチームも良い顔をしていなかった。

 

シュガー「………感じ悪いね。まるで勝つ事に取り憑かれているかのようだよ」

 

特にシュガーはパトロンの様子を目にし無表情のまま引いていた。

 

メイヤ「………あんな様子で勝とうなんて愚かなものね。今の決勝トーナメントには分かっているだけでも4チームが{100%領域(ハンドレッドリジョン)}に覚醒した選手を抱えている。そしてそれは偶然にも1回戦では当たらずにバラけた。仮にあのままイタリアが勝ったとて、ドイツや私達アメリカの敵じゃない。まあそれ以前に………今のユウには勝てない………」

 

一方でメイヤは、イタリアチームに冷たい視線を向けており、今の状況では勝つ事など出来ない事を示唆するようにそう呟くのだった………

 

 

 

イタリアチームのパトロンは焦りから反撃打を狙っていたものの、それはメイヤ達にとって愚かしいと思えるものだった。果たして、イタリアチームはこの状況でどのような反撃を取るのだろうか………?

To Be Continued………




次回予告
イタリアチームは防御時に意図的にラインを下げる形の戦術を取ってきた。そしてボールを全二ホンチームからスティールした時、イタリアチームは速攻で攻撃ラインを上げ始めるのだった………
次回「得意のカウンター戦術だ」
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