幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
イタリアチームは戦術を変更し、カウンター戦術を展開する。しかし、メイヤの目から見てこの戦術は悪手と言えるものであったのだった………


第564話 焦った末路だな

全ニホンボールで試合が再開。イタリアチームは再び防御ラインを下げており、カウンターを狙うつもり満々だった。

 

芽衣「(イタリアチームは積極的にカウンター戦術を狙ってくるみたいだね………)」

 

芽衣はイタリアチームがひたすらカウンター狙いをしてくる事を察知しており、この状況をどのように乗り越えるか考え始める。そんな中、芽衣はベンチで試合を見ている優に視線を向ける。すると、優はイタリアチームの選手達に視線を向けていた。

 

芽衣「(………今は20点差の貯金があるし………ミドレーユくん達がヒントを得られるように動いてみようかな………?)」

 

芽衣は優達の事を考え、現状では20点以上の優位がある事を考慮すると、後手に回る事をやめた。

 

芽衣「………はあっ!」

 

芽衣は勢い任せに走り出す。

 

アリサ「芽衣!? なんで急に攻め出すの!?」

 

アリサは芽衣の行動に困惑する様子を見せる。

 

戦記「いや………奴は無策で突っ込んでる訳じゃない。月渡はそんな愚策を行う奴では無い」

 

一方で戦記は芽衣の性格を理解している為、彼女が何の考えも持っていない訳では無い事を理解した。結果として芽衣はボールのパスを行うと共にボールはスティールされてしまうものの、芽衣は特段動揺する事は無かった………

 

優「芽衣のあの顔………絶対分かっててスティールされてるな、あれは………」

 

優は芽衣の表情から、これが意図的にやられたものである事を悟っていた。結果として再びイタリアチーム側のカウンター戦術が展開され、今度もパトロンがレイアップシュートを決めて着実に点を稼いできた。

 

優「また取られたが………芽衣にとってこれは計算の内らしい………イタリアチームは知らず知らずのうちに芽衣に点を与えさせられた結果となったな………」

 

しかし、イタリアチームはこれが全ニホン側の立場では芽衣にのる意図的な失点である事を知らなかった。

 

積牙「えっ? あの失点ってわざとなんですか………!?」

 

積牙は優の言葉に首を傾げる。

 

戦記「………月渡もイタリアチームの状況を理解している。今のイタリアチームは焦りのあまり切り札を解放してきた………これは焦った末路だな」

 

戦記はこの状況がイタリアチームの慌てた結果によるものである事を語る。それを聞いた優は戦記の言葉に黙って頷くのだった………

 

 

 

イタリアチームの反撃は焦りから来ているものだった。それを突き止めた者達は密かに策を張り巡らせていた。果たして、全ニホンチームはここからどう反撃を取るのだろうか………?

To Be Continued………




次回予告
全ニホンチームは5分程イタリアチームに点を許す展開が続くがこれは芽衣の想定内の動きだった。そしてスコアが10点差へ縮まったタイミングにて、全ニホンチームは反撃へと動き始めるのだった………
次回「反撃といこうか」
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