幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
全ニホン側の反撃により、再びイタリアチームを圧倒し始める展開となった。優もまた、3点プレイかつゴールリングを破壊する圧倒的な強さを見せつけるのだった………


第567話 届かないよ

そこから試合時間残り1分を切る段階に至るまで優の存在がイタリアチームの安定性を破壊し、108vs51のダブルスコアで殆ど試合は決着していた。

 

ポスティーノ「はあっ、はあっ………化け物か………!」

 

ポスティーノは息を切らしながら声を漏らす。刻一刻と時間が無くなり、時間のボードが30秒、20秒と過ぎていくのをパトロンは嫌々ながら見せつけられていた。

 

パトロン「こんなチーム相手にダブルスコアを叩きつけられるだと………!? ふざけるな!!」

 

残り時間15秒のタイミングにて、パトロンは怒りを顕にしながらボールを持ち、優の前へと走り出す。そのまま優を抜いたパトロンだったが………

 

優「………届かないよ、今のアンタには………!」

 

しかし、優は冷静にパトロンの前へ回り込むと、彼からボールをスティールした。

 

光一「よし! 優の{ニンジャディフェンス}だ!!」

 

優は必殺技でパトロンからボールを奪った。しかもこの時は{短き100%領域(ショートハンドレッドリジョン)}に入っていない状態だった為、パトロンの心を完全にへし折った。

 

優「良太さん!」

 

優は戦記へボールをパス。戦記の前にポスティーノが立ちはだかるが、戦記は構わずシュートフォームを見せる。

 

ポスティーノ「(シュート………!?)」

 

ポスティーノは慌ててシュートを止める為に跳躍。しかし、戦記は跳躍する事無く、そのままドリブルでポスティーノをかわした。直後、戦記の前にイタリアチームCのジガントが立ちはだかるものの、戦記は一瞬スコアボードに目を向ける。スコアボードは既に3秒を切っていた。………

 

戦記「(………ふっ、この大会も獲るつもりなのだろう? ならば最後も決めろ………)」

 

戦記はジガントそっちのけでボールを持つ手を後ろに回し、ボールをそのまま上へ打ち上げた。その直後、戦記の後ろから優が跳躍してきた。

 

戦記「(………優!!)」

 

このボールのパスは優に向けたものだった。優は空中でボールを受けると、そのまま必殺のツーハンドダンク………{究極のアリウープ(アルティメットアリウープ)}を沈めた。

 

パトロン「なっ………!? バカな………!?」

 

優がトドメを刺して来た事にパトロンは呆然とするしかなかった。その直後に試合終了のブザーが鳴り響くのだった………

 

 

 

全ニホンチームはそのままイタリアチームを突き放し、試合終了まで漕ぎ着けた。強豪イタリアチームを相手に圧倒的な力を見せつけた優達は、優勝に向けて一歩前進する事となったのだった………

To Be Continued………




次回予告
パトロンは試合に敗れた事が信じられない様子を見せながら悔しがっていた。そんな彼に、何故イタリアチームは負けたのかを諭すのだった………
次回「相手を認めるんだ」
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