試合は全二ホンチームの圧倒的な実力によって大差のスコアを叩き出す。結果として試合は110vs51のダブルスコアによって決着したのだった………
審判「試合終了!」
審判の声と試合終了のブザーが鳴った事で、全ニホンチームの選手達は喜ぶ様子を見せていた。
光一「よっしゃあ!! 準決勝進出だ!!」
全二ホンチームはこれによって準決勝へ駒を進める事となった。優もこれには安堵する様子を見せながら、チームメイトに視線を向けていた。
パトロン「何故だ! 何故俺達がこんなチームに負けたんだ!!」
一方、パトロンは地面に拳を打ち付け、自らの敗北が信じられない様子だった。
ポスティーノ「パトロン………」
ポスティーノ達チームメイトはそんな彼を憐れむ他無かった。
優「………パトロン」
優はパトロンの前に立つ。
パトロン「………俺の事を笑いたければ笑え………俺はドイツにも勝てず、お前達にも勝てなかった………惨めな敗北者だ………」
パトロンは優が目の前に立ったのを直感すると共に、自らを自虐し、嘲笑う様子を見せていた。
優「誰がアンタを笑うかよ」
しかし、優はそう言ってパトロンに対して手を伸ばす。
パトロン「………何の真似だ。俺に握手など求めてくるなんて………」
パトロンは優の意図が読めない様子を見せる。
優「何も怪しくは無いさ。なんだかんだ言ってアンタは強い選手だ。世界レベルで見ればアンタ程のプレイヤーはそうもいない。僕はアンタの実力を素直に賞賛している。恥じるなよ、自分の強さを」
優はパトロンを認める様子を見せると共に、彼の強さを誇りに思うよう言い放つ。それを聞いていたパトロンは驚きを隠せない様子だった。
パトロン「………最後に聞かせてくれ………何故だ? 何故お前はそんなに強い………?」
パトロンはコケにされたにも関わらず、それに反論するばかりか逆に認めてくる優に対し、彼の強さの理由を問いかける。
優「そりゃ簡単な事さ………相手を認めるんだ。自分が強くなる為には相手を認める所から………そこから自分の足りないものが何かを自覚し、練習するんだ………僕は自分を1番強いだなんて思っちゃいない。全二ホンチームの皆がそれぞれ個性的な強さを持っているから、僕はここまで強くなれたんだ。アンタだって僕を超えられる可能性はある。僕を本気で倒しに来い………! 僕達もまた全力でぶつかって勝ちに行くからさ………!!」
優はその理由が、相手を認める事であると語ると、パトロンに対して再戦の機会を待ち望むかの様子でそう言い放つ。それを聞いたパトロンは驚く様子を見せていたが、目から涙を零すと共に………
パトロン「………分かった。次はお前達に勝つ………! お前達をライバルと認めた上で………な………!」
全二ホンチームを認め、彼等との再戦を望みながら優の握手に応じるのだった………
試合が決着し、敗北が信じられないパトロンだったが、優との会話を経て彼の心情は大きく変化した。こうして、一触即発の空気の中で始まったこの試合も、最終的には互いが認め合う形で決着したのであった………
To Be Continued………
次回予告
試合後、優達は次の試合を見物することになった。次の対戦カードはオーストラリアvsドイツであったが、優はドイツの4番が{100%領域(ハンドレッドリジョン)}に入った話から、ドイツ側のチームレベルを危険視する様子を見せていたのだった………
次回「かなり強敵かもよ」