幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
オーストラリアvsドイツの試合の開始時において、ドイツ側はSGのクラウトがジャンプボールを制し、スリーを決める活躍を見せる。そして彼は、試合開始間もなく、{100%領域(ハンドレッドリジョン)}へと突入したのだった………


第572話 こりゃビビるわな

それから数分、ドイツチーム側は{100%領域}に入ったクラウトがたった1人で無双していた。ドイツチームの他4人の選手は殆ど棒立ちで試合にはロクに絡んで来ず、オーストラリアチームの選手達は、一方的に蹂躙される今の状況に息を上げる者が続出し始めていた。

 

シュガー「驚きだね………初っ端から{100%領域}を発動させた選手がここまで無双するなんて………」

 

シュガーも、この時は手に持っていたソフトクリームそっちのけで驚いていた。そしてスコアもこの時点では22vs0であり、同じリーグ戦1位のチームとは思えない試合運びを見せていた。

 

優「やっぱり客観的に見ると全然違うな………それを考えると、パトロン達の気持ちもよく分かる。こりゃビビるわな」

 

優はパトロン達イタリアチームの選手達の心境を察する様子を見せる。その直後、クラウトが再びスリーポイントシュートを放ち、スコアを25vs0へと伸ばしていった。その直後にブザーが鳴り響き………

 

審判「オーストラリア、タイムアウト!」

 

オーストラリア側がタイムアウトを取った事で試合が中断。この時点で第1Q残り3分25秒であり、オーストラリアチームの選手達は疲労した様子を見せながらベンチへと歩いていた。

 

春香「ほぼワンマンの状況で相手のチームを圧倒するなんて………ドイツチームはとてつもなく強いですね………」

 

春香はドイツチームの強さを肌で感じていた。

 

優「ドイツからすればこれでもまだ序の口だろうね。{100%領域}におけるワンマンという1つの戦術しか見せていないんだから、当然チームプレイもしてくると考えると………総合力は世界でもトップクラスだ………総合的な強さならアメリカやスペインに引けを取らないかもしれない………僕は少なくともそう考えているよ」

 

優はそう言って、ドイツの総合的な強さはアメリカやスペインクラスであると考えていた。

 

メイヤ「しかし、ここまで登ってきた二ホンの強さについても私はかなり高く評価しているつもり。貴方達は今の試合を見て、突けそうな弱点をとにかく探る事で、ドイツ相手に勝つ為の攻略法を見つけられるかもしれない………そしてユウ、現時点で正面から{100%領域}の選手相手に勝てるのは貴方だけ………貴方の活躍が大事になんだよ」

 

メイヤは二ホンならドイツにも勝てる事を考えており、特に優の活躍についても期待する様子を見せていた。

 

優「………責任重大だなぁ………」

 

優はそう言って、自身に向けられている責任の重さを感じていたのだった………

 

 

 

オーストラリアを相手に圧倒的な力を見せつけるクラウト。クラウトの強さを見せ付けられる優達は、果たして攻略法を見つける事が出来るのだろうか………?

To Be Continued………




次回予告
試合は第2Q終了まで時間が進み、{100%領域}に入ったクラウト1人が試合を支配していた。これにより、オーストラリアチームは完全に戦意を喪失していたのだった………
次回「心が折れたんだ」
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