幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
遂に全ニホンvsドイツの試合が行われる事となったが、全ニホンメンバーの状況は相変わらずであった。一方、優はクラウトと対面。表面上は普通の挨拶であったものの、互いが互いの{100%領域(ハンドレッドリジョン)}を観測し合い、伺う様子を見せていたのだった………


第577話 良太さんに託します

三浦「………今回のスタメンを発表する。Cは湯津、SFは理子、PFに十原、SGは山吹………そして、PGには戦記が入れ、以上」

 

三浦がスタメンに選択したのは、湯津、理子、十原、琴乃、そして戦記の5人だった。

 

春香「………珍しいですね、良太さんを最初に起用するなんて」

 

春香はこのスタメンを意外に感じていた。戦記はチームでもトップクラスの実力者であり、監督の三浦が切り札を温存する傾向にある事から、戦記の起用は異質に感じられるものだった。

 

三浦「チームの状況を考えてのものだ。それと優、春香。相手が相手の為、君達2人の事も起用する可能性が高い。よく試合を見るように」

 

三浦は優と春香に対し、この試合中の起用の可能性が高い事を先に伝え、試合を見るよう伝えた。

 

優「分かりました」

 

優と春香は三浦の言葉に頷く様子を見せる。そして、優は戦記の前に立つと………

 

優「この試合の序盤の流れは良太さんに託します。貴方のやりたいようにやってください。僕は僕でドイツに勝つ道を探ってみます」

 

序盤の流れを戦記に委任し、戦記のやりたいようにする事を依頼。それと同時に自らもドイツに勝つ為の手段を探る事を語った。

 

戦記「分かっている。俺のやるべきはお前達が来るまでの間に勝てるギリギリまで抑える事だ。点を極限まで取らせない動き方なら俺の専門だ。任せろ」

 

戦記はそう言って優の左肩を優しく叩き、そのまま今回スタメンとなった理子達の前に立つと………

 

戦記「お前達、前半は俺が司令塔になる。キャプテン達が出てくるまでの間にやるべきは守備だ。俺の指示で動いてもらうぞ」

 

前半で守備を重点とした戦術を展開する事から、自らの指示に従うよう宣言する。

 

理子「戦記先輩の指示に………?」

 

戦記の言葉に、湯津を除く理子は首を傾げていた。すると、唯一首を傾げていなかった湯津が笑いだし………

 

湯津「よーするに、守城の戦い方をするって訳だ。上等じゃねえか!!」

 

嬉しそうな表情を見せながらその戦術に頷く様子を見せた。

 

十原「よくよく考えれば、優くんの{100%領域}に頼る可能性が大である以上、俺達もやれる事をやるしかないだろうね………賛成だ」

 

湯津の様子を目にした十原もこれに頷く様子を見せる。そして、理子と琴乃の2人もこれに頷く様子を見せると………

 

戦記「決まりだな。よし、行くぞ!」

 

戦記は優の代わりとして号令をかける。

 

理子達「おおー!!」

 

理子達スタメンはこれに応じるように声を上げるのだった………

 

 

 

スタメンに戦記を起用し、戦記が優達に繋げる役割を担う形で戦う事となった全ニホンチーム。果たして、戦記は自らの役割を果たす事が出来るのだろうか………?

To Be Continued………




次回予告
いよいよ試合が開幕するが、再びクラウトがジャンプボールに挑み、これを取られてしまう事態に。しかし、戦記はそれを見越して最初に手を打っていたのだった………
次回「俺の専門だ」
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