幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
全ニホンチームが押される中、優が試合へと投入される。優はクラウトすらも出し抜くプレイングで、ドイツチーム相手に詰め寄る事に成功するのだった………


第581話 ライバルだと認める

優「(良太さんのお陰もあって今現在5点差か………ここはもう少し点差を詰めておきたい。相手側が次に何をしてくるか読めない以上、攻められる内に攻めておかないと………さて、次の手は………)」

 

優は自身の中で現状の確認と今やるべき事、次の手を考えていた。しかし、クラウトは出し抜かれても尚冷静であった。

 

クラウト「………奴には俺の全力を持って相手しなければならないようだ」

 

クラウトはそればかりか、まだ全力では無かった事を示唆するようにそう呟くのだった………

 

 

 

続いてドイツの攻撃。ドイツ側はソーセがドリブルを行っていた。

 

クラウト「ソーセ!」

 

クラウトはソーセにパスを要求する様子を見せる。

 

ソーセ「あらよっと!」

 

ソーセはボールをクラウトへパスする。クラウトへボールが渡って間もなく優がクラウトの前に立った。

 

クラウト「………俺はお前をライバルだと認める。これは敬意を表するものだと思えばいい」

 

クラウトはそう言うと、素早い動きで優を抜き去る。

 

優「させるか!」

 

しかし、優は音を立てずにクラウトの前へと回り込んだ。

 

春香「{ニンジャディフェンス}………!」

 

春香は、優が必殺のディフェンスを発動させた事を口にする。

 

優「止める!」

 

優はボールをスティールしようと手を伸ばす。しかし、クラウトが持つボールに優が触れた瞬間、クラウトは目の前から消えた。

 

優「なっ!?」

 

優は目の前で何が起きたか分からない様子を見せる。

 

クラウト「………遅い、それは俺の残像だ」

 

クラウトは既に優を抜き去っていた。

 

優「なっ………!? (す、スピードで逃げられた………!?)」

 

優は動揺を隠せない様子を見せていた。優をかわしたクラウトは、そのまま大きく飛び上がると、シュートを狙う。

 

湯津「止めてやらああ!!」

 

湯津はシュートを止めようと立ちはだかるが、クラウトのスピードの方が上であり、湯津はクラウトの放り投げたボールに触れる事に敵わず、クラウトのシュートはゴールリングの中へ沈んでしまった。これによりスコアは7vs14の7点差に離される事となった。

 

優「スピードで逃げられた………! あれがクラウトさんの本気の一端だと言うのか………!?」

 

優はクラウトの圧倒的な実力に驚きを隠せない様子だった。

 

クラウト「………お前の実力は本物だ。だが、俺に及ぶかどうかは別問題だ」

 

クラウトは優を認めつつも、自身に及ぶかは別問題である事を突きつける。

 

優「………そうですか。でも、僕達は負けませんよ」

 

しかし、優はクラウトに負けるつもりは無かった。寧ろ優はクラウト攻略に熱を入れる様子を見せるのだった………

 

 

 

クラウトの実力はまだ隠されており、それが発揮された事で優すら圧倒する力を見せつけた。果たして、優に攻略する術はあるのだろうか………

To Be Continued………




次回予告
クラウト相手に無闇な失点が許されない事を察知した優。そこで優は{短き100%領域(ショートハンドレッドリジョン)}を解禁し、様子を見る事を決断するのだった………
次回「本気の反撃だ」
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