幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
点差のリードを広げていく全ニホンチームだったが、優は倒れてしまう。これにより、全ニホンチームは一時的に優を失う事態となったのだった………


第587話 今は時間を稼ぐ

全ニホンチームのスローインで試合再開。琴乃は戦記にボールを回すと………

 

戦記「十原! 湯津! 上がれ!」

 

戦記は十原と湯津の2人に前線へ上がるよう指示を飛ばす。

 

ソーセ「止めてやらあ!!」

 

そんな中でソーセが戦記の前に立ちはだかるが………

 

戦記「俺を止めに来たか………ならばこうするまでだ」

 

戦記は冷静に状況を見極めており、ノールックで理子を投げ渡した。

 

理子「十原先輩!」

 

理子は十原へボールをパス。十原はこれを受け取ると、正面にPFのヴァインがいる事を目にし………

 

十原「それなら………これかな………っと!」

 

後ろへ跳躍するする事により、フェイダウェイシュートを狙う。

 

クラウト「甘い!」

 

しかし、十原がシュートモーションに入ったタイミングにクラウトが十原の手にあったボールへ触れ、そのままボールを叩き通してきた。

 

十原「おっと………!? (早いディフェンスだ………流石に全力の優くんすら苦戦させられる事はあるな………)」

 

十原は、クラウトの強さを改めて感じていた。一方、クラウトが叩き落としたボールはコートのラインを超えてしまい………

 

審判「アウトオブバウンズ! 白ボール!!」

 

審判が全ニホンボールになった事を口にしたものの、この状況は全ニホンチームにとってマズかった。

 

理子「(キャプテンがいなくなった事で、相手のキャプテンの圧倒的な強さを止められなくなったって事になってる………見た感じは{100%領域(ハンドレッドリジョン)}に入ってないからそこは幸いかもしれないけど………これじゃあキャプテンが仮に戻れたとしても、一方的に詰められて取り返しがつかなくなってしまう………!)」

 

実際、コートに立つ者はそれを実感していた。この状況ではオフェンス面でクラウトに敵う者は誰1人としておらず、これでは一方的に点を取られてしまう事になる。そうなれば、例え優が復活して戻ってきたとしても取り返しがつかない。

 

戦記「………お前達、少しこっちに来い」

 

そんな中、戦記が理子達4人を自身の元へ招き入れる。

 

湯津「どうしたんだよ戦記?」

 

湯津達は首を傾げていたが………

 

戦記「(………今は時間を稼ぐ。戦術を再び守りを固めるぞ)」

 

戦記は守りを固める事に注力を注ぐ事を仲間達に共有する。

 

理子「それだとまたしても守りを固めるばかりで攻められないんじゃ………?」

 

理子は首を傾げる様子を見せていた。

 

戦記「分かってる。攻めのパターンを構築する為に時間が欲しい」

 

戦記はそれを理解しており、攻めのパターンを構築する前提で動く事を前提に立てていたのだった………

 

 

 

全ニホンチームは優を欠く状況の中、それぞれが打開策を考えていた。11点差のリードがあってもなお苦しい中、全ニホンチームはどのように立ち向かうのだろうか………?

To Be Continued………




次回予告
優抜きの状況において、強気のオフェンスを見せる。それでも圧倒的な力を見せるクラウトだが、ここで他のメンバーが奮闘する様子を見せたのだった………
次回「勝つ為に」
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