幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
優が抜けた事で、全ニホンチームはオフェンス面でクラウトを上回る事は出来なくなってしまった。しかし、戦記達は時間をかけて攻略する事を考えていたのだった………


第588話 勝つ為に

試合は再び全ニホンチームボールで再開。琴乃が戦記へボールを投げ渡す。

 

戦記「(………11点差の優位は現状において様子を見るための猶予に過ぎん………だが、その優位を崩す為には俺が即興で攻略筋を見つける他無い………!)」

 

戦記はボールを地面にバウンドさせると………

 

戦記「………行くぞ!」

 

戦記は珍しく声を張り上げていた。戦記の声を聞いた事で、ダウンしていた優が視線を向ける様子を見せていた。戦記が前線へ上がると………

 

ソーセ「そこだ!」

 

ソーセがボールをスティールしようと手を伸ばす。

 

戦記「甘い!」

 

戦記はドリブルでこれをかわす。

 

クラウト「(PGがドリブルに走るとは………これまで見なかったパターンだな………)」

 

クラウトは、戦記がドリブルで攻めてきた事に首を傾げていた。だが、戦記が目の前に走って来たのを目にするクラウトは………

 

クラウト「………まあそれなら受けて立つまでだ」

 

戦記が攻めてきたとしても自分のプレイで戦う事を考えていた。しかし、戦記はクラウトと対決するギリギリでノールックパスを行い、ボールをスリーポイントライン外の琴乃に回した。

 

琴乃「決める!」

 

琴乃はスリーポイントシュートを決める為に深く沈み込む。

 

クラウト「(そう来たか………!!)」

 

しかし、クラウトは突如として琴乃の方へ走り出す。

 

琴乃「はあっ!」

 

琴乃はスリーポイントシュートを放つが、クラウトはシュートが放たれるギリギリで大きく跳躍し、手を伸ばす。彼の指はギリギリでボールに触れ、ボールの軌道がズレた。

 

琴乃「そんな………!?」

 

これにはこの場の誰もが驚いていた。そして、ボールの軌道はゴールリングに跳ね返る。

 

戦記「(これも止めて来るか………しかし、こうなる事も想定済みだ………!!)………湯津!」

 

しかし、ここで光るのが湯津だった。湯津は戦記の言葉と共に跳躍し、リバウンドボールを確保。一度地面に足を着けた。

 

クラウト「やらせん!」

 

クラウトは再びディフェンスへ走って来るが………

 

十原「おっと、やらせないよ………勝つ為に!」

 

十原は勝利を掴むため身体を貼り、スクリーンを作る形でクラウトを足止めする。

 

クラウト「スクリーン………!?」

 

クラウトは全ニホンチームの連携力に驚く様子を見せていた。そして、湯津がそのままツーハンドダンクを決めた。

 

湯津「よっしゃあ!!」

 

湯津は大きく喜ぶ様子を見せる。そして、戦記はクラウトへ目を向けると………

 

戦記「(成程………幾ら奴でも全てに対抗できる訳では無さそうだ………このメンバーでどう戦うか………時間を稼ぎながら考える他あるまい………)」

 

戦記はクラウトが万能では無い事を考えていたのだった………

 

 

 

戦記は優抜きの中で攻略法を模索していた。その中でクラウトは万能では無い事を考えていた。果たして、このまま攻略法を確立する術はあるのだろうか………?

To Be Continued………




次回予告
クラウトはチームプレイで自身から点を奪った事に驚いていた。だが、それがクラウトに火をつけてしまう結果となったのだった………
次回「面白い相手だ」
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