幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
爆速のPG、速野の復活で再び流れを掴もうとする爆速。巫魔は6点を追う苦しい展開となり………!?



第59話 倒れらんねえよ

湯津「また爆速が盛り返し始めた………目まぐるしい試合展開だな………」

 

湯津は数分感覚で変わる試合にハラハラさせられていた。

 

戦記「それは速野が調子を取り戻した事が大きいな。調子のある奴は、かなり脅威だ。それに、巫魔の限界が近い………」

 

戦記は速野の絶好調と、巫魔の限界が間近に迫っている事を指摘する。戦記の指摘は最もで………

 

春香「はあっ、はあっ………」

 

美矢「はあっ………くそっ………!」

 

主に春香と美矢の2人に、スタミナの限界が近づいていた。

 

優「2人とも、大丈夫かい?」

 

優は肩で息をしながら2人にそう問いかける。

 

美矢「………そういうキャプテンはどうなんだ?」

 

美矢は優が残しているスタミナを問いかける。

 

優「うーん、試合が終わるまでは持つかな………ってとこかな………」

 

どうやら優は試合が終わるまでは持つらしい。

 

美矢「私は結構やべぇ………と言いたいが、最後まで戦うつもりだ………今、私がバスケ出来るのは………キャプテンや優真、そして、ここにいない明日香のお陰なんだ………倒れらんねえよ………!!」

 

美矢は苦しそうだったが、今自分がバスケを出来る理由から、自分が倒れる事を許せなかった。

 

優「………体調を崩す程に無理はするなよ」

 

優は美矢の背中を軽く叩く。すると、美矢はふらつく様子を見せた。

 

優「大丈夫か、美矢………?」

 

優は心配を隠せなかった。春香はろくに会話も出来ないほど疲れていたが………

 

優「………頑張ったら、後で何でもご褒美あげるよ」

 

優は春香を励ます言葉をかける。すると、春香は息をあげながらも、優の耳元に近づき………

 

春香「その約束、忘れないでくださいね………!」

 

春香は半ば誘惑するように、優へ言葉を返すと、ゴールの後に地面に転がっていたボールの方へ走り出す。

 

優「春香も大丈夫かな………まあ、いいか。とにかく、6点差を崩さないと………!」

 

優は春香と美矢のおかしい様子に首を傾げるが、今は6点差を崩す事に尽力する事を決意する。そして、ベンチで優達の様子を見ていた積牙は………

 

積牙「キャプテンは………勝つ事を諦めていない………」

 

優がまだ諦めていない事を悟った。

 

積牙「俺もキャプテンの助けになりたい………こんな所で見てるだけなんて………そんなの嫌だ………!」

 

それを見た積牙もまた、優に触発される様子を見せたのだった………

 

 

 

巫魔が追い詰められる中、ゆうはチームを励ましながら繋ぎ止めていく。この光景を見た積牙は、そんな彼に大きく触発されるのだった………

To Be Continued………




次回予告
積牙は4ファールという状況にも関わらず、試合に出る事を訴える。監督、ゆうかが下す決断は………?
次回「思いっきりやりなさい」
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