幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
リードを維持するものの、ジリ貧が続く全ニホンチーム。試合に出るメンバーが次々と疲弊する中、修也は葛藤する様子を見せていたのだった………


第592話 君だけじゃない

審判「第3Q、始めます!」

 

審判は第3Qの開始を宣言する。しかし、現在試合に出ている春香以外のメンバーが疲弊を隠せておらず、それはドイツチームの面々から見ても明らかだった。

 

ソーセ「これは………相手が試合終了まで防御し続けるのは無理そうに見えるな」

 

ソーセはクラウトに対しそう呟く。

 

クラウト「………ここは無理に攻めるより、奴等の体力切れを待つのが得策だろう。守り続けるのは体力も神経も削るからな」

 

クラウトはそう言って、戦記達全ニホンチームが張る防御に敢えて引っかかり続ける事により、全ニホンチーム側の体力切れを図ることを決めたのだった………

 

 

 

そうして始まった第3Q。試合を見ていたベンチメンバーの中で、修也は握り拳を震わせており………

 

修也「(俺の足は何故動かない………! 俺は………今なんでベンチで座って見ている………!? このまま試合を見ているだけで良い訳ないだろうが………!! ………くそっ!!)」

 

修也は悔しそうな様子を見せていた。そんな彼に優が視線を向け………

 

優「………修也、悔しい気持ちは分かる。強敵を相手に怖気付く気持ちも分かる………君だけじゃない、僕だってここで寝そべっているのが悔しくて仕方ない………!」

 

修也に対して、優自身が抱いている悔しい想いを語る。

 

修也「ミドレーユ………?」

 

優が突然自分に向けて、悔しさを吐露した事に困惑する修也。しかし、優が握り拳を震わせる様子から、優の悔しさが嫌という程伝わってきた。

 

優「………僕はあくまで強制する訳じゃないが………君が決してドイツ相手に通用しない選手なんかじゃない………! 君の実力は、君の知らぬ間に確かに大きなものとなっている………!! 君の覚悟が足りないだけだ………自分を信じろよ………!!」

 

優は修也に出場を強制する気は無いものの、彼は決してドイツチームに劣る選手では無い事を語り、自分を信じるよう説得する様子を見せる。

 

修也「ミドレーユ………俺………」

 

修也は俯くと同時に悔しそうな様子を見せる。修也が葛藤する様子を見ていた優は、修也が悔しそうに葛藤する様子を見た優は………

 

優「(………コートに立てるかどうかは君の意志次第だ………修也が自分を信じるか………それが立ち直れる鍵になる………!)」

 

優は、後は修也本人を信じる様子を見せるのだった………

 

 

 

疲労する全ニホンチームと、葛藤する修也。全ニホンチームに崩壊が近づく中、優は修也を信じて発破をかける。果たして、優の言葉は修也に届くのだろうか………?

To Be Continued………




次回予告
修也が葛藤を続ける様子から、他のベンチメンバーも葛藤する様子を見せていた。そんな中、クラウトのシュートを決めようとした湯津が右手の怪我を再発させてしまうのだった………
次回「絶体絶命か」
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