幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
怪我を負った湯津は、選手生命をも厭わない気迫のディフェンスを見せた事で、流れを変える為の何かを変えるきっかけを与えたのだった………


第595話 気付かされたんだ

湯津の怪我は悪化しており、右手から溢れ出る血はその深刻さをはっきりと表していた。それは観客席から見ていたメイヤ達から見ても明らかであり………

 

フリエ「………あの怪我ではこれ以上プレイする事が出来ないばかりか、下手したら指の機能に関わりますね………」

 

素人目ながらその危険性の高さに戦慄していた。メイヤは近くにいたボディーガードに声をかけ………

 

メイヤ「………医療班に連絡。この大会で血を出しても退かない勇敢さは素直に賞賛するけど………選手生命が絶たれた選手が現れるのは最悪でしかないわ」

 

医療班への連絡を指示。その直後に医療班が全ニホンチームのベンチへ駆けつけ、応急処置の後に彼等が湯津を病院へ連れて行く為に会場から連れて行った。

 

三浦「………湯津の活躍は確かに良い流れを作る起爆剤になりうるかもしれないが………困った事にインサイドが弱体化したのは紛れも無い事実だ………そこで、代わりのメンバーを試合に投入するが………」

 

だが、全ニホンチームは貴重なCの1人を失った事には違いなく、絶望的なものだった。三浦が他の選手を投入する事を口にするが………

 

修也「………監督、なら俺を使ってくれ………!!」

 

湯津のプレイを目にし、何かが吹っ切れた修也が自らを起用するよう口にした。

 

優「しゅ、修也………!?」

 

怖気付いていた修也が、それをものともしない様子で立ち向かおうとする光景には優も驚いていた。

 

修也「ミドレーユ、すまねえ。俺がビビってたのは確かな事だ。なんなら今だって俺の力が通用するか分からねえって思うくらいにはビビり散らかしてる………でもな、湯津のあのプレイを見たら気付かされたんだ………ビビっていた俺が馬鹿らしくなってきたってな………奴が勝つために見せた勝つ為の魂………俺もそれに応えたい! 俺は………この試合に勝つ為にも立ちあがる!! 俺は………この試合に賭ける!!」

 

修也は湯津のプレイに心を動かされ、闘志を取り戻した。修也が再び立ち上がる姿に優も驚いていたが………

 

光一「なら俺も出してくれ!! 修也の言う通りだ………俺達がビビるのは馬鹿らしいことだ………今俺達に必要なのは………この試合に勝つ事だ………! 俺も出るぜ、優!!」

 

修也の言葉を皮切りに光一が立ち上がった。

 

アリサ「私も!」

 

続いてアリサが立ち上がり………他の怖気付いていたメンバーも立ち上がる様子を見せた。それを聞いた優は………

 

優「皆………よかった」

 

仲間達が立ち上がった事を喜ぶ様子を見せていた。三浦も修也達が恐怖を脱した事を察知すると………

 

三浦「………いいだろう。お前達の力を貸してもらうとしよう」

 

ようやく修也達を起用する事を口にするのだった………

 

 

 

湯津のプレイを見て立ち上がり、戦意を取り戻す修也達。果たして、修也達の復活はこの状況をひ変えるきっかけとなるのだろうか………?

To Be Continued………




次回予告
立ち直った修也達は、三浦の采配で再び試合に立った。優が復活するまでの間、修也達は全ニホンチームを守る事が出来るのだろうか………?
次回「想いを繋ぐ」
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